コント日本一を決める「キングオブコント2010」の決勝が23日夜、TBS系で生中継され、キングオブコメディが過去最多3009組の頂点に輝いた。決勝は2回のネタの合計点で競われ、キングオブコメディはネタ1本目でトップに立つと、2本目でも安定感を発揮。初めて決勝の舞台に立つ緊張から、2本目のネタは「40点くらい」という出来も、終わってみれば他を寄せ付けぬ圧勝劇。見事に3代目コント王の栄冠を手にした。
キングオブコメディの2人は、放送終了後に都内・同局で会見。喜びの涙はなく、むしろ安堵といった表情で優勝を報告した。ツッコミの高橋健一は「自信はなかった。優勝なんて絶対にないと思ってた」。ボケの今野浩喜は、本番中もスタジオ裏で練習に励んでいたことを明かした。
過去2度の準決勝敗退から、結成11年目で遂につかんだキングの座。今野は「キングオブコント優勝のキングオブコメディ。紛らわしくてすみません。温かく見守って」と、さらなる活躍を誓っていた。賞金1000万円の使い道は、高橋の父の借金返済など様々思いをめぐらせるも「うやむやになりそうだなあ」。
今年が3回目の開催となった「キングオブコント」。決勝は、キングオブコメディの他、TKO、ロッチ、ピース、ジャルジャル、エレキコミック、ラバーガール、しずるの8組が戦った。審査は準決勝で敗退した芸人100人が行った。