“2冠王”パンクブーブー、レギュラーで漫才番組させて!
2011年12月18日
今年最も面白い漫才師を決める「THE MANZAI 2011」の決勝大会が17日、東京・フジテレビから全国に生中継され、コンビのパンクブーブーが参加1516組の頂点に立った。2009年の「M-1グランプリ」とあわせ漫才2冠王の座を戴冠。優勝賞品は同局のレギュラー番組で「漫才番組をやれたらいいですね」と要望した。
参加者で唯一の「M‐1」王者とあって、優勝候補筆頭に挙げられていたパンクブーブー。前評判どおり予選大会を1位で通過し、決勝でも安定感抜群の漫才を披露。堅実に笑いをとり他を寄せつけなかった。プレッシャーは大きかったようで、優勝が決まると佐藤哲夫は「何もボケが思いつきません……」と感極まった。
生放送終了後に喜びの会見を行い、誇らしげにトロフィーを掲げた。黒瀬純は「楽しくやれました。お客さんに緊張感がなくずっと笑ってくれていて本当に良い大会でした」と晴れやかに話し、「来年も出られるなら出たいですね」と早くも連覇を視野に入れた。
念願だったレギュラー新番組出演権を獲得。「M-1」制覇後も大ブレイクに至らなかっただけに、コンビそろって「(『M-1』時代の賞金)1000万円よりレギュラー番組の方が嬉しいです」と満面の笑み。どんな番組がやりたい? と聞かれ、黒瀬は「(美人)モデルさんと食べ歩きとか……」と笑わせながらも、「芸人さんをたくさん呼んで漫才番組なんかいいですね」。また「僕らの頑張り次第で来年の『THE MANZAI』がどうなるか決まってくるはず」と最後まで漫才愛をのぞかせた。多数のフジテレビ人気番組にゲスト出演することも決まった。
「THE MANZAI」は、ツービート、紳助・竜助らを生んだ伝説の漫才番組で今年29年ぶりに復活。芸歴や所属を問わない大会形式で開催された。決勝大会は「THE MANZAI 2011~年間最強漫才師決定トーナメント!~栄光の決勝大会」と銘打たれ、パンクブーブーのほかナイツ、千鳥、Hi-Hiら精鋭16組が火花を散らした。大会最高顧問はビートたけし、決勝審査員は西川きよし、秋元康ら著名人9名と一般視聴者、司会はナインティナインらが務めた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。