俳優の市村正親が12日スタートするBS朝日「王様の家」で超頑固おやじを演じる。往年の人気ドラマ「寺内貫太郎一家」を彷彿させるホームコメディで、家族の絆が描かれる。連続ドラマ初主演という市村は「普段は頑固おやじではないのでドラマで演じられて楽しかった」と、11日都内で行われた制作発表会見で振り返った。
市村は、「キング」の異名で恐れられるニュースキャスターで家庭では超頑固おやじという設定。頑固ゆえに、佐津川愛美演じる娘に嫌われるのだが、「あんな風に娘に睨まれたりしたら、たまらないなぁ」とポツリ。12年ぶりに戻ってくる家出した長男や、引きこもりの次男といった家族関係に、自身の家庭を重ねて「家ではそうならないように」と笑わせた。物語は次第に家族の絆を見せていくのが見どころ。「ステキなセリフが毎回あるので、そんなところを感じてほしい」とPRした。
市村の妻役を岡田奈々、長男を要潤、長女を佐津川愛美、次男を吉岡澪皇が演じるほか、主人公のマネージャー役を石倉三郎と春川恭亮(劇団EXILE)が演じる。主題歌は和田アキ子「残された時間」。10月12日(水)スタート。毎週水曜夜10時放送。全10回。