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アラサー藤澤恵麻、朝ドラ主演から7年「一歩一歩を大事に」

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アラサー藤澤恵麻、朝ドラ主演から7年「一歩一歩を大事に」

2011年09月21日

 女優・藤澤恵麻が、BSフジのスペシャルドラマ「フォルティッシモ ~また逢う日のために~」(9月24日午後9時)で、自身と同じ28歳のヒロイン役を好演している。2004年のNHK朝ドラ「天花」で主演に抜てきされてから7年。かつてのシンデレラガールは、アラサーになってなお輝く。「いつも一歩一歩を大事にしようと自分に言い聞かせています。あせると空回りしちゃいますからね」と笑顔で話す。

 演技未経験で挑んだ「天花」は「すべてが初めてで、とにかくその日をこなすのでいっぱいいっぱいでしたね」と振り返る。今回久々にドラマで主演を任され、当時の経験が生きたという。「明らかに余裕を持てるようになりました。スタッフや共演者のことを考えたり、座長的な仕事が少しはできたかな? 100点なんてまだまだつけられませんけれど」。

 新たなヒロインは、30歳を前に人生の岐路に立つ女性。大人になりきれず仕事や恋に思い悩む姿を、藤澤は等身大で演じた。「これって私の物語なんじゃないの? というくらい共感できました。まんまリアルです。昔思い描いていた28歳ってもっと大人なイメージだったはずなのに……まだまだなんです。それって私だけじゃないと思いますよ」。

 主人公は、忘れかけていた吹奏楽を母校で教えることによって自分なりの生き方を見出していく。藤澤にとっては、2008~2009年にアメリカに留学したことが人生の転機になったという。「大きな一歩でしたね。自分が日本人であることだとか、それまで気づけなかったことに目を向けられるようになりました」。

 2001年にモデルとしてデビューし今年は10周年にあたる。「ひとつひとつに対して一生懸命向き合って、気がついたら10年も経っていた感じです。10年やってきたんだ! という自信よりも、もっとこうなりたいという願望の方が強いですね。まだまだ蓄積が必要。今も将来も一歩一歩ですよ」。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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