アイドルグループ「Berryz工房」と「℃‐ute」のメンバーが総出演する舞台「戦国自衛隊」が16日、東京・池袋サンシャイン劇場で初日を迎えた。総勢12人が迷彩服に身を包みいざ“戦場”へ。小銃片手に本格的なほふく前進を披露するなど、かわいらしさを封印して凛々しい姿で魅了した。
稽古では、実際に自衛隊の訓練も体験。本番前の会見で、Berryz工房の嗣永桃子は「本当に過酷でした。こうやって私たちを命がけで守ってくれているんだなと実感しました」、須藤茉麻は「自分ももっと演じる役に向き合わないといけないなと思わされましたね」と振り返った。
劇団ゲキハロの第11回公演で、過去に2度映画化された半村良原作のSF小説を初めて舞台化。Beryyz工房と℃‐uteのメンバーが扮する女性自衛官が戦国時代にタイムスリップしてしまい、戦乱に巻き込まれていく。
「女性自衛官死守セヨ」編と「女性自衛官帰還セヨ」編の2バージョンを日替わりで上演するという試み。「~死守セヨ」に出演する℃‐uteの鈴木愛理は「死ぬ気で誰かを守り抜く私たちの姿を見て」とアピール。「~帰還セヨ」に登場するBerryz工房の熊井友理奈は「私たちが現代に戻ってこれるかどうかお楽しみに」と笑顔で話した。
共演は勝野洋、新井康弘、北条隆博ら。東京公演は9月25日まで同劇場で行われ、大阪公演は9月30日~10月2日にイオン化粧品シアターBRAVA!で予定されている。