やまもとまさみ、非吉本初のR‐1王者!陰に再び東MAXの存在
2014年03月05日
ピン芸日本一決定戦「R‐1ぐらんぷり2014」は4日夜、関西テレビ・フジテレビ系で生中継され、やまもとまさみが優勝して幕を閉じた。やまもとは佐藤企画の所属で、大会第12回目にして初めて非吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)勢からの王者となった。
芸歴17年目、2007年以来7年ぶりの決勝の舞台。やまもとが、熟練の一人コントで着実に笑いをとり、第1回から続いていた吉本勢の連勝をV11で止めた。ファイナルステージで満票を獲得する圧勝で、大きな壁を打ち破った。また、史上最多エントリー3715人の頂点に立ち「(ここまで)本当にいろんなことがあって……応援してくださった方ありがとうございます。やっとスタート地点に立てた」と感慨にひたった。
放送終了後、会場となった東京・フジテレビで優勝会見。「寝不足が続いていた日々がなくなると思うとうれしい」と胸をなでおろした。アルバイトを3つかけ持ち、妻と息子を養ってきたという。5月には次男も誕生予定。本業を諦めなかったパパは、大舞台で賞金500万円を稼ぎ「奥さんを新婚旅行に連れて行ってあげられていないから行きたい」と家族孝行を約束した。
また、優勝の陰には所属事務所の先輩・Take2の東貴博の存在があったと明かした。この日着用したネクタイ、蝶ネクタイ、靴下は東MAXからのプレゼント。また2012年に「THE MANZAI」で優勝したハマカーンの例にならい、東MAX邸の“キングの椅子”に座らせてもらうなどゲンを担いだという。多くの芸人に慕われる東MAXの下から漫才とピン芸の2組の王者が生まれた。やまもとは感謝を示した。
12回目となった「R‐1ぐらんぷり」。決勝には、レイザーラモンRG、ヒューマン中村、TAIGA、スギちゃん、小森園ひろし、ミヤシタガク、やまもと、中山女子短期大学、バイク川崎バイク、馬と魚、おぐ、じゅんいちダビッドソンの12人が進出。やまもとの他、23歳でファイナルステージまで残った馬と魚など、今回もブレイク芸人輩出を予感させる大会となった。
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