俳優・高橋克典が、刑事ドラマに新風を吹き込む。主演するABC・テレビ朝日系ドラマ「悪党 重犯罪捜査班」(1月21日より金曜21時)は、非道な刑事を描く異色作。18日に都内・テレビ朝日で行われた発表会見で「刑事ドラマが乱立する中、刺激的なものを作れたら」と力を込めた。
「相棒」シリーズを誇るテレビ朝日系に、史上最強&最悪の刑事が登場する。タイトル「悪党」は、犯罪者ではなく刑事たちのこと。舞台は横浜港町警察署の刑事課第4係。高橋演じる主人公ら刑事たちが、事件解決のためなら手段を選ばず犯人を追いつめていく。
高橋は「これだけ企業倫理が厳しく問われる中で、大丈夫かなと驚きもあった」と話しながらもダーティな刑事役に意欲十分。「回を追うごとに面白くなっていくから楽しみにしてほしい」と自信をのぞかせた。
他の“悪党”刑事に、内山理名、鈴木浩介、平山浩行らが扮する。紅一点の内山は、殴り殴られる役柄で「今までも、たぶんこれからもないない役です」と笑わせた。
小泉孝太郎は、係長として4係に赴任してきた善良なエリート刑事役でドラマのキーマン。「(4係では)一番きれいに見えるけれど、それが本当にキレイなのかどうか自問自答しながら成長していく役」とアピールした。会見には他に、梅沢富美男、村上弘明、八神蓮が出席した。