フジテレビは4月期の月9ドラマとして、綾瀬はるか主演の痛快リーガルミステリードラマ「元彼の遺言状」を放送する。綾瀬はるかは月9初主演で初の弁護士役。
原作は宝島社主催の2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新川帆立による同名小説。著者自身が現役弁護士(受賞当時)であることもあり、法律を熟知しているからこその緻密に練られたシナリオと、ぶっちぎりにキャラの強い主人公像、そして、斬新な事件アプローチ手法が選考委員たちをうならせ、満場一致で大賞に選ばれた。
演出は「HERO」シリーズ(01年、14年)などの大ヒット作品を数々手がけてきた鈴木雅之。これまで、綾瀬の出演作として「太閤記 サルと呼ばれた男」(03年)、映画『HERO』(07年)、木曜劇場「鹿男あをによし」(08年)、映画『プリンセス トヨトミ』(11年)、映画『本能寺ホテル』(17年)の5作品でメガホンを取り、今回が6度目の演出で、再びタッグを組む。
主人公は、敏腕弁護士の剣持麗子(綾瀬はるか)。
手段を選ばない剛腕さが仇(あだ)となり、クライアントともめてボーナスカットされることに。処遇に憤慨ししばしの間休職することになった剣持のもとに、この上ない一獲千金のチャンスが訪れる。謎の男・篠田から、大学時代に半年だけ付き合った元彼・森川栄治が永眠したという連絡が入った。栄治には巨額の遺産があり、さらに、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していた。剣持は篠田を“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てるが…。
原作『元彼の遺言状』新川帆立(宝島社)。脚本杉原憲明。演出鈴木雅之、澤田鎌作。プロデュース金城綾香、宮﨑暖。
▼綾瀬はるかコメント
「初の弁護士役ですが、私が演じさせて頂く剣持麗子は、クライアントを守ることにもその見返りにも貪欲で、全力疾走している感じです。勝つためにはどんな手も使い突き進む型破りなキャラクターの麗子と痛快な物語に毎週スカッとする、視聴者の皆様の明日の活力になるような作品にしたいです。是非楽しみにしていて下さい」
▼原作・新川帆立コメント
「綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています」