TBSは、2022年1月期日曜劇場(日21時)で阿部寛主演「DCU」を放送する。水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit/(潜水特殊捜査隊)」を舞台にしたオリジナルドラマ。海外展開も視野に、ハリウッド大手制作プロダクションと共同製作する。
ドラマの舞台となるのは、海上保安庁に新設された「DCU(潜水特殊捜査隊)」という水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決する。
阿部寛は、DCUの隊長でルールを無視してでも必ず真実を突き詰めるまで諦めない男・新名正義の役を演じる。また、海上保安庁の全面協力のもとで撮影。実際の巡視船や防災基地などでの撮影も予定し、彼らの監修でリアリティと迫力の映像で描く。DCUの個性豊かなメンバーたちの人間ドラマを中心に描きながら、さまざまな水中事件や救助、外部からの侵入対策など難事件に立ち向かい、「水中」にある謎や事件をスピード感と爽快感をもって解明していく。新たなジャンル“ウォーターミステリー”となる。
この作品は、総合メディア会社のケシェット・インターナショナル社と制作会社のファセット4メディア社と共同制作する。
ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作『ホームランド』で知られるイスラエルのテレビ局「Keshet12(ケシェット12)」をグループに持ち、ハリウッドでも活躍する世界との太いパイプを持つ総合メディア会社。代表作『ホームランド』は、『24-TWENTY FOUR-』シリーズを手掛けて世界に名を馳せたスタッフが再集結して制作したドラマで、2012年のエミー賞・ゴールデングローブ賞を総なめにした大ヒット作。第8シーズンまで制作され、世界中に広くファンを抱えるサスペンスドラマ。TBSテレビは、2年前にケシェット インターナショナル社と世界展開のドラマを共同開発・制作する契約を締結している(2019年2月4日発表)。
ファセット4メディア社は、「DCU」のIPホルダーでありカナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社。
今回TBSと共同で開発・制作するドラマは、日本国内のみならず海外展開も視野においており、日本ドラマ界に世界を見据えた新たな“潮流”を巻き起こすと意気込む。
プロデューサーは伊與田英徳、関川友理。製作著作:TBS。制作:TBSテレビ。共同制作:ケシェット・インターナショナル、ファセット4メディア。協力:海上保安庁。