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19年の時を経て『GONIN サーガ』製作

【FREE】19年の時を経て『GONIN サーガ』製作

2014年06月18日
『GONIN サーガ』製作決定 『GONIN サーガ』製作決定

 19年の時を経て、石井隆監督『GONIN』の新たな物語『GONIN サーガ』(製作:『GONIN サーガ』製作委員会/製作プロダクション:ファムファタル)が再び幕を開ける。KADOKAWA+ポニーキャニオンの共同配給作品として2015年全国公開が決定した。

 『GONIN』は1995年に公開され、石井監督作品の中でも絶大な人気を誇り、バイオレンスアクションの傑作として国内のみならず海外での評価もいまだに高く、ファンの間から長きにわたり続編の制作を希望する声が絶えなかった映画。本作でも脚本・監督を石井監督が務め、前作から繋がる壮大な物語を並々ならぬ想いで描き、自らの集大成と位置付ける渾身の最新作。

 本作の主演は、『桐島、部活やめるってよ』(12年)で鮮烈なデビューを飾り、数々の新人賞を受賞、今後も主演作目白押しの若手俳優・東出昌大。前作のGONINに襲撃を受け、命を落とした大越組若頭・久松(鶴見辰吾)の息子・勇人を演じる。同じく前作で命を落とした久松の組長・大越(永島敏行)の息子・大輔には桐谷健太。さらに前作の大越組を束ねる五誠会2代目に出生の秘密を握られ、愛人になり下がってしまった元グラビアアイドル・麻美に土屋アンナ。19年前のGONIN事件の真相を追うルポライターとして、自らも19年前の事件に深い因縁を持つ・森澤に柄本佑。そして、今回のGONINの敵役となる、前作の五誠会会長・式根(室田日出男)の孫であり、麻美を愛人として囲う、五誠会3代目・誠司に安藤政信と、前作を上回る豪華実力派のキャストが集結した。

 6月1日に横浜でクランクインし、6月末クランクアップ、15年に全国公開を予定。今回のGONIN最後の1人はまだシークレットだが、ファンがあっと驚くキャスティングを予定されている。前作で死闘を繰り広げた男たちが遺したそれぞれの家族、血と宿命に彩られた新たな物語が描かれる。

石井隆監督 あれから19年。今、僕は『GONIN サーガ』の現場にいる。素晴しい俳優陣、素晴しいスタッフと一緒に。唯一にして最大の危惧は、監督が果たして僕で大丈夫なのか! 御託は言わずに、完成まで不眠不休で走…れる…かな?

東出昌大 『GONIN』と言う作品に出させて頂くに当たり、多くの方から想いの込められた襷(たすき)を受け取りました。この襷は諸先輩方の意地や覚悟、情熱の上に紡がれてきた襷です。持てる全てを出し切り挑みます。冷静に、丁寧に、時に猛々しく、クランクアップまで突き進みたいと思います。


画像:(C)2015『GONIN サーガ』製作委員会

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。