関ジャニ∞の丸山隆平が主演する、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の発表会見が28日、都内で行われた。ドラマは一部放送回がロンドン五輪中継と重なるが、丸山は「それはそれで面白い」と真っ向勝負の姿勢。世界スポーツの祭典に負けじと、下ネタ全開のドタバタ青春コメディを全力疾走する。
ビックコミックスピリッツ(小学館)で2005年から2008年まで連載され、熱狂的なファンを生んだ花沢健吾原作の傑作マンガが連続ドラマに。27年間一度も女性と交際したことがなく、仕事もできないダメ男・田西敏行の奮闘を、笑いと涙、そしてエロを絡めて描く。田西役の丸山は「原作を大事にしながら、より楽しいものにする」と力を込めた。
共演は、平愛梨、斎藤工、KAT‐TUN上田竜也、南明奈、佐藤江梨子、陣内孝則ら。丸山演じる田西と恋愛関係に発展するボクシングジムトレーナー・大巌花役の平は、役作りで日々トレーニングに励んでいるといい「筋肉がついてジャケットが小さくなって……」と苦笑い。田西のライバル・青山貴博役の斎藤は「最低の男の役だけれど、それでも正義がなくもない。ひとりの人間としてしっかり演じたい」と意気込んだ。
物語のマドンナ・植村ちはる役の南、NO.1ソープ嬢・しほ役の佐藤らが魅せるお色気シーンは男性必見。南は「(丸山と)2人でお風呂に入りました」と早々から混浴シーンがあると明かし、佐藤は「マリリン・モンローの自伝や峰不二子の名言を読み込む日々です」と気合い十分。一方で、物語のキーマンとなる田西の先輩社員役を演じる陣内は「下ネタばかりが強調されるけれど、意外と泣ける作品です」と良質のストーリーもアピールした。
KAT‐TUNの上田は、やがて田西のライバルとなる天才ボクサー役。上田自身もプライベートでボクシングジムに通っているとあって風格十分。会見では、元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が参加しての30秒間サンドバッグ連打数対決が実現。薬師寺の195回に対し、上田が172回。カウントを上げるコツに感づいた丸山が、空気を読まず269回を記録して笑いを誘っていた。
ドラマ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は、テレビ朝日系で7月6日より毎週金曜午後11時15分に放送(一部地域をのぞく)。