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●キックオフ・セレモニー
19日14時より、キックオフ・セレモニーと記者発表会が行われ、香港特別行政区商務及経済発展局局長のグレゴリー・ソー氏、香港貿易発展局総裁のフレッド・ラム氏、国家廣播電影電視総局国際合作司司長のマ・リ氏らが出席。
香港貿易発展局副総裁のレイモンド・イップ氏(写真下、左)が香港フィルマートについて、香港国際映画祭協会エグゼクティブ・ディレクターのロジャー・ガルシア氏(同、右)が香港国際映画祭について説明した他、香港電影金像奨授賞式、香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム(HAF)など、各イベントについて代表者が概要を説明した。
「香港フィルマート」(3月22日まで開催)は、香港貿易発展局(HKTDC)主催で毎年開催されているフィルム・マーケット。資金調達、配給、製作、ポストプロダクション、テレビ、デジタル・エンタテインメント、放送機器、撮影ロケーションなど、各分野のマーケットプレイスとして、またアジアのエンタテインメントにおける重要なクロスメディア、クロスビジネスのプラットフォームとして高く評価されている。
今年、30の国と地域から昨年を約10%上回る640社が出展、世界中から約5200名のバイヤーが参加した。
●各国の出展ブース
今年も趣向を凝らした香港ブースが展開
今回初めてハンガリー、メキシコ、トルコのパビリオンが参加。アメリカのパビリオンには昨年を約40社以上上回る数が参加し、台湾は最近の勢いを感じさせる大きなパビリオンを構えた。
中国らしいブースを展開、勢いを感じさせた
ドイツ、インドネシア、イタリア、マレーシア、フィルピン、シンガポール、タイ、ベトナムも同様に個性的なパビリオンを展開。
フランス、イギリス、韓国はもちろん、日本からは経済産業省、ジェトロ、ユニジャパンによる「ジャパン・ブース」、沖縄、北海道などが出展し、TV局、配給会社などがセールスをスタートさせた。
日本の出展企業数は過去最多の20社。
▽アスミック・エース エンタテインメント、アールグレイフィルム、SDP、オープンセサミ、オマガアクト、角川書店、ギャガ、クレイ、ゴールド・ビュー、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン、ショウゲート、ジョリー・ロジャー、スカパー・ブロードキャスティング、日活、日本テレビ放送網、ハピネット、ビーンポッド、Free Stone Productions、マッシュ、モードフィルム。
「香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム」(HAF)のブース(写真下)。国際共同制作や共同ベンチャーという形で、商業的に実現可能で優れたアジア作品プロジェクトへの資金サポートなどを行うための商談の場を提供するプラットフォームとしての役割を果たし、近年、HAFはアジアの優れた企画マーケット、またファイナンシングハブとして認識されている。
日本から白石和彌監督の企画「The Vicious Criminal(英題)」が参加した。