俳優・本木雅弘が、オスカー受賞作「おくりびと」の舞台となった山形県に恩返し――。TBS系列のテレビユー山形(TUY)が制作したドキュメンタリー特番「夢は日本のハリウッド」(2月11日9時55分)で、ナレーションを務めた。
TUY制作では初の全国ネット番組。さらに「おくりびと」などに沸く庄内地方の映画産業への取り組みを紹介する内容とあって、本木はオファーを快く引き受けた。
本木は、19日に都内で行われた発表会見にビデオメッセージを寄せ「山形とは切っても切れない縁があります。この番組は、他の地方を活性化させるのにも参考になると思いますよ」とアピールした。
「おくりびと」をはじめ、「十三人の刺客」「必死剣鳥刺し」「座頭市 THE LAST」など4年間で映画9作品が撮影され注目を集める山形県・庄内地方。番組では、その中心を担う「庄内映画村」に注目。 撮影約1年をかけ、映画村スタッフの尽力とそれを支える地域住民を追った。
情報番組「王様のブランチ」で映画コメンテーターを務めるLiLiCoがナビゲーター役で出演。会見では「たくさん映画を紹介してきたけれど、映画の準備段階を肌で感じられたのは初めてでした」と笑顔で話した。