俳優・愛川欽也が9日、BSフジの1月新ドラマ「連続映画『港 古志郎警視』」の発表会見を都内・同局で行った。主演、脚本、監督と1人で3役。「僕は他人に任せるってのが嫌いなんだ。でも、さすがに疲れたね」と笑わせた。
「西村京太郎」シリーズ(テレビ朝日系)をはじめ、自身でも「何本やったかわからない」ほど多数の刑事ドラマに出演してきた愛川。1人3役の挑戦も、おのずと刑事ものが題材になったという。
単なる殺人捜査だけでは終わらない趣向を凝らした。敬愛する往年のフランス映画風のタッチで、大人の男女の恋愛に哀愁が漂う。編集や音楽に至るまで徹底的にこだわりぬき、タイトルにはあえて“連続映画”とつけた渾身の自信作。
「刑事ものではあるけれど、大人向けのメルヘンでありファンタジー。映画への郷愁を詰め込んだ」と熱っぽくアピール。あまりに凝り過ぎるあまり「スタッフには嫌われたかな。いや、それでも付き合ってくれてるんだから、やっぱり好かれてるんだろうな」と笑顔で話した。
連続映画「港 古志郎警視」は、来年1月16日より毎週日曜夜7時放送。1話完結で55分×全12話。