たけしの芸術が爆発！軍団と巨大ペインティングアート

　ビートたけしは2日、NHKの特別番組「たけしアート☆ビート スタッフ・ベンダ・ビリリ編」のオープニング映像用に、豪快なペインティングアートのパフォーマンスを披露した。巨大なキャンパスを相手に好き放題にデザインしたが、想像以上の仕上がりに満足げで、「すごくキレイな色が出ていてなかなか良いな」と自画自賛した。たけしがNHKに出演するのは約2年4カ月ぶり。たけしメインのNHK番組としては8年ぶりの登場になる。

　NHKホール前に敷かれた6×10メートルのキャンパスに、たけしが感性だけでペイティングした。軍団メンバーに指示を出しながら、自らも水性アクリル絵の具を積み込んだ自転車で走行したり、地上約3メートルの高さから絵の具入り水風船を投げつけたり。およそ1時間の作業時間で、真っ白だった帆布はあっという間に計13色に彩られた。

　たけしは、「アートの番組ではこういうのがオープニングでは良いかなと思って」と真剣に発言しながら、一方では「さすがNHK、予算があるなと。テレビ東京だと（絵の具は）2色しか使えないよ」と笑いも忘れなかった。

　同番組は、素直な心でアートを楽しもうというメッセージを伝えるべく、たけしが今一番会いたいアーティストと対面することをメインに構成される。

　今回は、ヨーロッパで話題となっているコンゴ民主共和国のストリートバンド「スタッフ・ベンダ・ビリリ」とたけしが出会い、彼らを東京の街に連れ出す模様を追う。この企画のきっかけは、たけしが、彼らが出演し強烈な音楽を奏でていたドキュメンタリー映画を、2010年のカンヌ映画祭で発見したことだという。

　中池豪平チーフプロデューサーは「ずっと、たけしさんとアートの番組ができないかと思っていた。出来ればレギュラー化させたい」と話している。番組の放送は、BShiで来年1月16日夜9時より。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。