若尾文子が「おひさま」でNHK朝ドラ初出演 井上真央にエール
2010年10月04日
女優・若尾文子が、来年春スタートする井上真央主演「おひさま」で、NHK朝の連続テレビ小説に初出演することが4日、都内・同局で発表された。昭和を駆ける主人公・陽子の現代の姿を演じ、ドラマの語りも担当する。
同日に行われた会見で、若尾は「長いこと女優をやっているけれど朝ドラは初めて。脚本と演出に沿って役作りをしていけたら」と笑顔で話した。初対面した井上にも「脚本のとおりにやるといいわ」とエール。
大先輩を前に井上は「ただただ畏れ多い」と緊張しきり。往年の若尾のような色気を出せるかが「ひとつの課題」と笑わせながら、「元気さがなくならないように、ある意味ふてぶてしく堂々と演じたい」と話した。
幼少期の陽子は子役・八木優希、陽子の実の両親は原田知世と寺脇康文、義理の両親は樋口可南子と串田和夫が演じる。ほか、満島ひかり、マイコ、斉藤由貴ら追加キャスト15名が発表された。
強力な共演者を得て、井上は「強いパワーを感じる。見てくれる皆さんの大きな“おひさま”になれるよう頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。
「おひさま」は、NHKの連続テレビ小説第84作。「ちゅらさん」の脚本家・岡田惠和(よしかず)氏のオリジナルストーリーで、信州・安曇野と松本を舞台に昭和という激動の時代を明るい希望で照らすひとりの女性の一代記を描く。劇中にはそばが登場するとあって、キャストは早速そば談議に花を咲かせていた。来年3月28日スタート。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。