ＦＯＸ「24 ファイナル・シーズン」10/2リリース

　20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンは、「24‐ＴＷＥＮＴＹ ＦＯＵＲ‐ファイナル・シーズン」ＤＶＤを10月２日（土）よりレンタル開始する。

　全シーズンが１話１時間、全24話で描くという斬新な手法が高く評価され大ヒットとなり、海外ＴＶドラマ市場の開拓に大きく貢献した「24」。言わずと知れた海外ＴＶドラマの金字塔だが、今回の第８シーズンで遂にグランド・フィナーレを迎えることとなった。主人公ジャック・バウアーは、ニューヨークを舞台に、複合テロと戦う“最後の24時間”に挑む。

　シーズン１がＤＶＤリリースされたのは02年。それから、全米脚本家組合のストの影響を受けた年を除き、毎年新シーズンが送り出され、日本でのセル・レンタル出荷枚数合計はなんと約７００万枚に及ぶという。同社マーケティング本部ＰＲの鈴木章公氏は「『Ｘ‐ファイル』などのＴＶドラマは既にありましたが、02年当時はまだまだ海外ＴＶドラマ市場のパイは小さく、本作が市場を開拓したと言っても過言ではないでしょう。当社では、この作品をＴＶドラマと捉えず、一つの大作映画として扱い、レンタル開始日を映画の劇場公開日と同じように見立てながら、大規模な宣伝展開を行いました。幸い、お店さんにも応援して頂くことができましたしね。まだレンタル業界はＰＰＴシステムよりも買い切りが主流の時代でしたから、多く本数を仕入れることはリスキーだったと思いますが、当社を信頼して頂き、大々的に展開して頂きました」とシリーズスタート時を振り返る。ただ、初めから大ヒットに結びついたわけではなく、「担当者が（リリース）初日にお店を回り、あまり借りられていない状況を目の当たりにして頭を抱えていました（笑）」と意外なエピソードも。しかし、「地道にＰＲを続け、メディアにもたくさん取り上げられたことで、シーズン２頃には話題となりはじめ、シーズン３あたりでその人気は全国的なものとなりました。ブームになるまで時間はかかりましたが、当社にとっても、お店さんにとっても欠かすことのできない重要なコンテンツに成長しましたね」と鈴木氏は語る。

　レンタルＤＶＤは、10月２日より３ヶ月連続リリース。また、ＤＶＤコレクターズＢＯＸ（税込２万０１６０円）、ブルーレイＢＯＸ（税込２万５２００円）は12月23日（木）に発売を予定している。鈴木氏は「ファンの方はもちろんですが、８年に渡る長期間で、途中で見るのを止めてしまった人、あるいはまだシリーズを見たことがない人にも、いよいよ『24』がラストを迎えることを告知し、改めて作品をアピールしていきます」とした。