SPE「2012」BD&DVD、3/19発売

　ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、「2012」ブルーレイ(BD)&DVDを3月19日(金)に“激震プライス”で発売する。

　本作は、「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督渾身の大迫力SFパニックムービー。全米他106カ国で劇場公開初登場No.1を獲得し、日本においても興行収入38億円を記録する大ヒットとなった。この注目作の「スタンダード版」DVDを、同社は税込1980円という最新作としては破格のロープライスでリリースすることを決定した。その一方、映像特典を多数収録した2枚組DVD「エクストラ版」(税込2990円)と、「BD&DVDセット」(税込3990円)も同時発売する。

　今回の商品企画について、同社ホームエンターテイメント セールス・マーケティング本部の高島正英氏は、「弊社が消費者に向けて実施したリサーチによれば、『本編だけ収録のDVDでいい』という人もいれば、『BDで見たい』という人も多くいるなど、映像を見るニーズが以前に比べて多様化していることがわかりました。そこで、本作発売の際にはリサーチの結果を元にした仕様・価格を考案したのです」と説明。“激震プライス”のスタンダード版については、「DVDソフトの購入経験が少ない層が飛び付いてくれることを見込んでいます」とした。そして“特にオススメ商品”というのが3990円で発売するBD&DVDセットだ。高島氏は、「BDの視聴環境がありながら、まだBDソフトを購入されていないユーザーに、そのクオリティの高さを体感して頂くため、お買い得なコンボセットも用意しました。この商品がBDの促進に繋がることも期待しています」と狙いを話す。ユーザーが今どの商品を求めているのか、多様な商品構成で発売する「2012」が一つの目安となるかもしれない。

　また、本作は販売ルートの工夫にも注目だ。同社は、現在大ヒット販売中の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の効果で販売ルートの拡大に成功。全国の郵便局をはじめ、スポーツ系ショップ、全国大手スーパーなど、これまでDVDの販売が手薄だった箇所でも「～THIS IS IT」を販売し、好調な売上げをマークした。そして「2012」でも同様のルートでの販売を予定している。高島氏は「例えば、郵便局での販売はゴールデンエイジ(シニア層)の開拓に繋がりました。まだ需要の掘り起こしは可能だと感じましたね。『～THIS IS IT』が特殊な商材であることは確かですが、何とか新規ルートで『2012』も実績を残し、今後の作品に繋げていきたいです」とした。

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