フジテレビの長寿音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』(土曜18時~18時30分)。1964年に放送を開始して以来、今年で60周年を迎え、放送回数は3000回となる。日本のレギュラー音楽番組としては最長寿の記録を誇る。これを記念し、3月2日(土)より、9週にわたり超豪華なスペシャルプログラムを送ることが決定した。
その幕開けとなる第1弾は、松任谷由実スペシャル。『SHIONOGI MUSIC FAIR』とユーミンの縁は深く、初出演は1974年。当時20歳だったというユーミン初出演時の映像が収められたテープは残念ながら現存せず、現在は誰も見ることのできない幻の出演回となっているが、以来番組との縁は50年にも渡る。自身もデビュー50周年を経て、ますます精力的に活動するユーミンが、冬の名曲を集めたウィンターソングメドレーを披露する。日本初の冬のリゾートコンサートと言われる苗場スキー場でのライブで定番曲となっている『BLIZZARD』『サーフ天国、スキー天国』を含むウィンターソングメドレーは、超有名曲でありながらユーミン自身「テレビで全くと言っていいほどやったことがない曲」と語るほど、テレビ番組で披露されることがないレアな楽曲たち。日本のスキーブームを牽引(けんいん)したと言われるユーミンの冬の名曲が多数盛り込まれた、ファン垂涎(すいぜん)のメドレーとなっている。
さらに、1978年に『SHIONOGI MUSIC FAIR』で沢田研二と共演する際にユーミンが書き下ろした楽曲『静かなまぼろし』を沢田と歌唱する秘蔵映像を発掘。当時の思い出を語る。
また、現在“石川県観光ブランドプロデューサー”を務めるユーミンは、愛する土地・石川県への祈りを込めて『春よ、来い』を歌唱する。
続く9日(土)の第2弾は、松田聖子が4年ぶりに登場。『赤いスイートピー English Jazz Ver.』ほか、ニューアルバム『SEIKO JAZZ 3』からの楽曲をたっぷりと届ける。
エリック・クラプトンやフィル・コリンズ等のアーティストとのコラボレーションで知られる、今回のアルバムのプロデューサーである世界的ベーシスト、ネイザン・イーストが本収録のために来日。エリック・クラプトンの名曲『Tears In Heaven』を共演するなど『SHIONOGI MUSIC FAIR』でしか見ることのできない上質なセッションを届ける。
松任谷由実、松田聖子という日本を代表するスーパースターの2週連続の特集で幕を開ける『SHIONOGI MUSIC FAIR』3000回記念SPは、これまでに例を見ないのべ9週に渡る特大のスペシャルウィークとなり、さらに上述のアーティスト以外にも、あっと驚く豪華なアーティストの登場や、記念コンサートも控えている。