WOWOW、障がいの有無問わない運動会「ノーバリアゲームズ」初開催! MC松岡修造が盛り上げ
2019年06月04日
MCの松岡修造
参加者揃って記念撮影
WOWOWは1日、晴天の下、ユニバーサルスポーツイベント『ノーバリアゲームズ』を東京・日比谷公園で開催した。性別も、国籍も、障がいの有無も問わない多様な参加者、およそ120名が集まった。松岡修造のMCで、緑・赤・青・黄の4チームに分かれて運動会を行い、おおいに盛り上がった。
初開催となったこの催しは、WOWOWが2016年から2020年まで5年にわたり放送するパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」発の新たな展開として、TOKYO2020とその先の未来社会に向けて立ち上げたスポーツイベント。「WHO I AM」シーズン2に登場した、イタリアの車いすフェンシング金メダリスト、ベアトリーチェ・ヴィオらがイタリアで開催しているスポーツイベントに着想を得て、「日比谷音楽祭」との共催で開催が実現した。特別協力art4sport、協賛凸版印刷、協力は一般社団法人ZEN、NPO法人STAND、上智大学 ソフィア オリンピック・パラリンピック 学生プロジェクト Go Beyond。
開会に先立ち、WOWOW田中晃社長が挨拶した。これまで40年にわたり様々なスポーツ中継に携わり、パラスポーツへの造詣も深い田中社長は、「様々な個性の違い、年齢の違い、性別の違い、肉体の違い、いろんな違いにいっさい線を引かない。バリアを設けない、ボーダーを作らない、そういう意味で誰もが参加できる運動会」と熱く語り、「キャッチフレーズは『みんなちがってみんないい』。どうぞ様々な個性に出逢って楽しんでください」と呼びかけた。また、MCの松岡も「成功するにはただひとつ!ここにいる公園のみんながノーバリアになること!」と叫び、大勢の観客を前にイベントを盛り上げた。
また、共に戦うゲストとして、錚々たるアスリートが集結。パトリック・アンダーソン(カナダ/車いすバスケットボール パラリンピック金メダリスト)、森井大輝(アルペンスキー パラリンピックメダリスト)、木村敬一(水泳 パラリンピックメダリスト)、東尾理子(プロゴルファー)、萩原智子(シドニーオリンピック競泳日本代表)、髙阪剛(総合格闘家)、北澤豪(サッカー元日本代表/日本障がい者サッカー連盟会長)、大西将太郎(ラグビー元日本代表)、小林幸一郎(パラクライマー)がそれぞれ担当のチームにまじり、テコの坂を通ってボードの風船を割る「風船割り障がい物リレー」や、「ボール運び競争」など、5つの種目で熱戦を繰り広げた。さらに、「WHO I AM」の音楽を手がけた梁邦彦らによる生演奏もイベントに華を添えた。車いすの少年から「来年も出たい」といった感想など挙がった。参加者達は競技で協力しながら絆を深め、充実感や達成感に満ちた様子だった。
なお「WHO I AM」シーズン4は、8月24日(土)放送スタートする。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。