WOWOWが7月22日(土)より日本独占放送する新作「ツイン・ピークス The Return」の主演カイル・マクラクランが、12日、ザ・ペニンシュラ東京で来日会見を行った。
奇才デヴィッド・リンチが手がけた海外ドラマ「ツイン・ピークス」は、田舎町ツイン・ピークスの美人女子高生ローラが死体で発見され、FBIのクーパー捜査官がやって来るところから始まる。1991年のWOWOW開局時の目玉番組となり、社外現象を巻き起こした。今回、再びデヴィッド・リンチを製作総指揮に迎え、25年後の世界を描いた新作が5月に全米でスタート。日本ではWOWOWが独占放送する。
会見では初めに、デヴィッド・リンチ監督のコメント映像が流された。「物語も、そしてあの謎も、すべてが続いている。WOWOWでチャンネルを合わせたら、また皆で帰りましょう。『ツイン・ピークス』の世界へ」とメッセージを送った。
続いて、主人公のクーパー捜査官を演じるカイル・マクラクランが登場。新作について「郷愁よりも新しいストーリー、方向性が見られると思う」と語った。新作では、デヴィッド・リンチが全話の監督をつとめている。全18話からなるが、「18時間の長編映画を撮るようだった」と話した。内容は謎に包まれているが、カイルは「今回、私はいくつかの役を演じている。誰も予想できなかった展開が含まれている」とコメントした。クーパーを再び演じたことについては、「とても興奮した。クーパーに戻りたい気持ちがずっとあった」と語った。
また会場には、「ツイン・ピークス」ファンのお笑い芸人・椿鬼奴も駆けつけた。作中のローラを真似た金髪姿で登場し、カイルに“青いバラ”の花束を贈った。椿は「とにかく夢中で見ていた青春時代を思い出し、本当に感慨深い」と感涙。これにカイルも笑顔で応え、自身のワイナリーで作ったワインを椿にプレゼントするなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。
「ツイン・ピークス The Return」は7月22日(土)夜9時よりスタート(第1話無料放送)。二ヶ国語版は毎週土曜夜9時、字幕版は毎週金曜夜11時放送。