全国のDVDレンタル・販売店で働く店員が選んだ「第6回ビデオ屋さん大賞」の結果が発表されました。2015年に発売されたDVD、ブルーレイ作品が対象です。
栄えある1位は『キングスマン』が獲得。ベスト10は次の通りです。
1位『キングスマン』
2位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
3位『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
4位『ビリギャル』
5位『ワイルド・スピード SKY MISSION』
6位『メイズ・ランナー』
7位『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
8位『海街diary』
9位『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』
10位『百円の恋』
当ブログで毎年言っていますが(2014年、2015年)、このランキングは非常にバランスが良いですね。ビデオ店の店員という、一般の人に近い目線で、でも映画のことをよくご存じの方が選んでいるため、シネフィル向けほどコアな選出にならず、かと言って興収ランキング上位作品がずらっと並ぶこともない。ほどよく「良い作品でけっこうヒットしたけど、まだ見てない人も多いよね」という作品が多く選出されるので、とても意義のあるランキングです。
そういう意味で、劇場公開時に非常に熱のこもった興行になった『キングスマン』と『マッドマックス』がワンツーを決めたのは納得。まだまだ見ていない人も多いでしょうから、これからビデオでファンを拡げていくにはうってつけの作品でしょう。
面白いのは、『アベンジャーズ』や『ワイルド・スピード』のようなブロックバスター映画と、『海街diary』や『百円の恋』のような良作邦画が同じランキング内に混在している点。これがビデオ屋さん大賞の特徴で、本当に投票者の好みが多岐にわたっていることが窺えます。
何より、このベスト10はクオリティが間違いない。私も楽しんだ作品ばかりです。もしレンタル店でこのランキングを見かけたら、大いに参考にしてもらいたいです。