実在したアメリカ最古の探偵社「ピンカートン社」を描く海外ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」のDVDが1月13日にレンタル開始されます。
宣伝会社さんからサンプルDVDと資料を送ってもらいましたが、そもそもピンカートン社を知らないので、正直なところ、パッと見はあまり惹かれるものがありませんでした。しかし、資料の中でピンカートン探偵社の説明が書いてあり、これが面白い。要約すると、
・1819年にスコットランドで生まれたアラン・ピンカートンが、1842年にアメリカに移住。
・保安官の仕事をするようになり、1850年代、大統領選に立候補していたリンカーンの暗殺計画を未然に防いで有名人に。
・そこで、弁護士と一緒に会社を設立。これが後に「ピンカートン探偵社」になる。
・探偵と言っても、犯罪捜査や身辺警護から軍の請負まで担い、最盛期にはアメリカ陸軍の将兵を上回る人数を雇用していた。
・けど、FBI発足による警察組織の拡充やら時代の波に押され、1960年代には会社から「探偵(detective)」の文字が消え、探偵事業から撤退。
・1999年にスウェーデンの警備会社に買収され、ピンカートン探偵社の名前は消える。
なのだそうです。約150年前に設立された会社(しかも探偵社)が、つい最近まで存在していたというから興味深い。そして、ドラマの劇中でも、主人公たちがブッチ・キャシディ、サンダンス・キッド、ビリー・ザ・キッド、ジェシー・ジェームズら伝説の人物たちと出会っていくと書いてあるではありませんか。西部劇映画を見ていればちょくちょく耳にする名前ばかり。
どうも面白そうなので、早速第1話を見てみました。ピンカートン探偵社の創設期のお話なので、まだ社員は3人という小さな企業。社長のアランと、その息子のウィリアム。そして若き未亡人のケイトがメンバーです。アランは沈着冷静なベテラン、ウィリアムは血気盛んで無鉄砲なヤンチャ男で、ケイトが科学捜査を得意とする女性。
第1話から列車強盗団が相手ですが、楽しいはケイトのキャラクター。持ち前の知識を生かし、ちょっとした手がかりからズバズバと推理を進め、アッサリと犯人を特定してしまいます。さらに、平気な顔して(作戦で)人質にとられてしまうような強心臓の持ち主ですから、非常に爽快感があります。ウィリアムも銃を持たせたら百発百中の名ガンマンで、この後はケイトとともに「名コンビ」になっていくのだそう。さらに、第4話からは日本人俳優のディーン・フジオカも出てきて、準レギュラー的な感じで活躍していくのだとか。
全22話です。WOWOWで放送されていたので、すでに観た方も多いと思いますが、この機会にぜひもう一度!