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ビデオ屋さん大賞発表、1位は『ゼロ・グラビティ』 (vol.256)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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ビデオ屋さん大賞発表、1位は『ゼロ・グラビティ』 (vol.256)

2015年03月27日

全国のビデオレンタル・販売ショップの店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」の結果が本日発表されました。2014年にDVD発売された作品が対象です。まずはベスト10のランキングをご覧頂きましょう。

1位 『ゼロ・グラビティ』
2位 『LIFE!』
3位 『アナと雪の女王』
4位 『永遠の0』
5位 「ブレイキング・バッド」
6位 『そして父になる』
7位 『鑑定士と顔のない依頼人』
8位 『チョコレートドーナツ』
9位 『女子ーズ』
10位 『グランド・ブダペスト・ホテル』

実は前年も当ブログで取り上げており、その時は「ヒットしたエンターテイメントでありながら、ある程度“知る人ぞ知る”的な要素もある。見やすさと質の高さが共存した、非常に良い選出」と書きました。ちなみに、第4回までの1位は『サマーウォーズ』、『告白』、『ドライヴ』、『きっと、うまくいく』でした。今見ても、やはり良いチョイスです。

では、今年はどうでしょうか。観客動員数からすれば『アナ雪』が圧倒的ですが、このランキングでは3位でした。1位は『ゼロ・グラビティ』が獲得。素直に『アナ雪』じゃないところがビデオ屋さん大賞らしい選出です。続く2位はもっと意外な『LIFE!』でした。

ただ、今回の上位は比較的メジャーな作品ばかり。1~6位まではあまりサプライズはありません。そのまま10位まで行くのかな…と見ていくと、7位にミニシアター作品『鑑定士と顔のない依頼人』が突然登場します。続く『チョコレートドーナツ』や『グランド・ブダペスト・ホテル』もそうです。『女子ーズ』はさらにビックリでした。

日本アカデミー賞の選出は邦画の大作が中心。キネ旬ベスト10なら映画ファン向けのコアな作品が中心。しかし、このビデオ屋さん大賞は、メガヒット作からミニシアター作品までが混在しているのが面白いところ。しかも、どれもクオリティが高いのはさすがです(『女子ーズ』だけ見ていませんが…)。毎度思いますが、これはとても意義のあるランキングです。映画をよく見るビデオ店の店員さんが、何のしがらみもなく、お客さんの目線も持ち合わせながら選ぶ、一般客の目線に近い作品選出だと思います。

今年も、このあとはレンタル店でビデオ屋さん大賞コーナーが展開されると思いますが、ぜひユーザーの皆さんもチェックしてほしいです。


さて、最後に恒例の競馬予想です。今週は高松宮記念。混戦模様ですが、本命はハクサンムーンとします。今の中京は先行有利でパワーのあるタイプが有利。同馬にピッタリでしょう。アンバルブライベンとの先行争いが気になりますが、思い出すのは13年のスプリンターズSです。当時もハクサンとフォーエバーマークの先手勝負が注目を集めましたが、ハクサンが物凄いスタートダッシュを決めて一瞬でケリをつけました。ハクサンとアンバルでは後者の方が1完歩目が速いですが、二の脚の速さでハクサンがハナを奪うと読みます。近走は以前ほどの勢いが感じられませんが、まだまだ侮れない馬です。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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