ブラザー・コーン、拓郎や陽水育てた社長の下で“再生”
2014年10月01日
アーティストとして再出発――。2012年6月に元マネジャーの男性を脅かしたとして、暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕、略式起訴された男性デュオ・バブルガムブラザーズのブラザー・コーンが、11月26日にソロ・ミニアルバム「Re.KORN」を発売し本格的に歌手活動を開始することになった。コーンがソロ・アルバムを発売するのは19年ぶりとなる。
「みんなをお騒がせしてご迷惑をかけたことは反省している」。コーンは、気持ちも新たに再出発を誓った。
コーンの本格的な歌手活動再開に手を差し伸べたのは、吉田拓郎や井上陽水、南こうせつ、長渕剛など多くのトップ・アーティストを育てたフォーライフミュージックの後藤由多加社長だった。「彼の歌を改めて聴いた時、本当に歌がしっかりしていた。彼は大人の歌を歌いこなせる。CDの厳しい時代だが大人の歌を世に送り出したいと思った」と言う。
11月26日に4曲入りミニアルバム「Re.KORN」を発売する。現在の心境をアルバムタイトルにしたものでコーンにとっては19年ぶりのミニアルバムになる。収録曲の中でメーン曲の「THE JINSEI」は自ら作詞した。「ダンサブルなナンバーで素敵な大人たちを演出する新しいスタンダード・チューン」(制作関係者)と言う。
アルバムに収録された「ぎりぎりじゃなくちゃ」は、10月から日本テレビ系「にけつっ!」のエンディングテーマにも決まった。アルバム発売に合わせ11月7日の東京・恵比寿Actsquareを皮切りに大阪(11月22、23日)、福岡(11月28、29、30日)などでライブを行う。
「ご心配をかけ、信じてくれた人を裏切ってしまったが、これからは償いの気持ちで歌に頑張っていきたい」。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。