藤井隆が音楽レーベル設立 宇多丸絶賛のセンスで発掘した新人は…
2014年09月18日
タレントの藤井隆が18日、都内で音楽ライブを行い、自身が主宰するレーベル「SLENDERIE RECORD」(スレンダリーレコード)の設立を発表した。ライムスター宇多丸、ノーナ・リーヴス西寺郷太が助力。かつてNHK紅白歌合戦にも出場した藤井の音楽センスを、宇多丸は「趣味が良く上品で都会的。音楽フリークがうなる活動をしてきた」と絶賛した。
藤井は、2000年にデビューシングル「ナンダカンダ」が大ヒットして紅白に出場。以降、松本隆&筒美京平コンビや、Tommy february6らから楽曲提供を受けコンスタントにリリース。一時中断も、昨年あこがれの松田聖子のプロデュースがかない、シングル「She is my new town/I just want to hold you」で活動を再開していた。
藤井は「音楽でなにかできたらと考えていた」と主宰レーベル発足に心ときめかせた。お笑いと音楽の融合へ。西寺からもクレイジーキャッツやドリフターズを例に賛同され、「スレンダーに、細く長く、一生懸命頑張っていきたい」と意気込んだ。
第1弾楽曲は、藤井とレイザーラモンRG、椿鬼奴のユニット“Like a Record roud!roud!roud!”による「ナウロマンティック」。19年前に今田耕司がKOJI1200名義でヒットさせた名曲のカバー。TOWA TEIのサウンドが、新進トラックメーカー・tofuebeatsのリミックスでよみがえった。音楽聴き放題サービス「KKBOX」で配信が始まっている。続いて、オリジナル楽曲2曲をリリースするという。
また、年内にレーベルからデビューさせる、謎の新人女性シンガー“Mystery Woman”の存在も公表。この日、姿を披露し歌声を響かせるや、宇多丸もたまげた。堂々の不協和音がなんともいえない感覚。藤井は「ピッチ(音高)を修正したパターンと、そのままのパターン、2パターンでリリースします」と胸を張っていた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。