ピーター・バラカン、旅チャンネル新番組でアメリカ音楽のルーツを紹介!
2014年08月25日
ブロードキャスターとしてラジオDJや音楽評論などで活躍するピーター・バラカンが、CS放送「旅チャンネル」の10月新番組『音楽と旅するアメリカ』を監修、解説として出演することになり25日、都内で会見を行った。
同番組は、数々の音楽のゆかりの地を巡るアメリカの旅をピーター・バラカンの解説で届ける60分の旅番組。「アメリカの音楽がなければ、今われわれが聴いている音楽はない」と語るバラカン氏。その言葉どおり番組で取り上げるジャンルも、ジャズ、R&B、ロックン・ロールと幅広い。バラカン氏は「音楽を語るとき古いものを忘れてしまうと、新しいものが何の上に立っているか見えなくなってしまう。これは、旅をしながらアメリカ大衆音楽のルーツに再注目する番組だ」と力説した。
第1話で旅するのはジャズ発祥の地、ニューオリンズ。ジャズを楽しめるレストラン、バー、ライブハウスが集まるバーボンストリート。バラカン氏も訪れたことがあるという、伝統的なジャズの保存を目的としたプリザベーションホール。パフォーマーやミュージシャンが集まり様々な音楽が奏でられているジャクソン広場など、ジャズが確立された街を紹介する。さらにバラカン氏の友人でもあるピアニストのジョン・クレアリーも出演。バラカン氏は「彼(ジョン・クレアリー)がシンコペーションというニューオリンズ独特のリズムについて、ピアノを叩きながら話すシーンがすごく格好良い」など番組の見どころを語った。
第1話ニューオリンズ編は10月12日(日)16時~17時放送(再放送あり)。ニューオリンズの次は、11月に第2話メンフィス編、12月に第3話ナッシュビル編を放送予定。バラカン氏は「ロックン・ロールとなるとメンフィス、カントリー・ミュージックとなればナッシュビル。ブルーズならシカゴ。ミュージカルなどのニューヨークも見逃せない」と饒舌に語りながら、「どうしてもやりたくてラインナップに入っていないのがテキサス。シリーズが続けば、まず取り上げたい」と意欲を見せた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。