先週の競馬でちょっと話題になったのがモンドクラッセ。函館の3歳未勝利戦のダート1700mを大差で勝ち、しかも古馬の1600万下レベルのタイムだったというから驚きです。
この件について、火曜日の日刊スポーツで、松本記者が面白い話を載せていました。同馬の血統は、父アグネスデジタル、母の父ラグビーボール。この組み合わせは、先日ジャパンダートダービーを勝ったカゼノコと同じのため、「砂(ダート)の黄金配合の予感?」というのです。
まあ、「たった2頭で…」と思わないこともないですが、主流のキングカメハメハ×サンデーサイレンスと違って、めったにお目にかからないマイナー配合ですからね。期待してしまう感じはわかります。
調べてみると、実はこの2頭は親戚。モンドクラッセの母親と、カゼノコの母親が姉妹なのです。カゼノコの母親は、私も好きだった重賞馬のタフネスススター。タフネススターの1つ下の妹が、モンドクラッセの母親であるクッキーキティというわけです。この姉妹のお姉さんには桜花賞5着のグッドラックスターもいて、渋いながらも、もともと優秀な血筋であることがわかります。
アグネスデジタルとラグビーボールというより、アグネスデジタルとこの母系の相性が良いような気もしますが、とりあえず頭に入れておきたい組み合わせ。ただし、ラグビーボールの産駒の繁殖牝馬が今どれだけ存在するのかは不明ですが…。
一方、すっかり「黄金配合=ニックス」として認識されているステイゴールド×メジロマックイーンからは、今週末にアッシュゴールドがデビュー。オルフェーヴル、ドリームジャーニーの全弟として、今年の2歳馬で最注目の存在です。果たして、どんなレースを見せるのでしょうか。
さて、金曜日なので、最後に恒例の競馬予想。今週末は中京記念です。私の本命はブレイズアトレイル。暑い時期と左回りのマイルが得意ということで、ここに照準を定めたローテーションが好感が持てます。休み明けの米子ステークスを+10kgで出走して2着に善戦。叩いた上積みが見込めるでしょう。中京記念では米子ステークス組が強いですし、良い条件が揃ったような気がします。