先日当頁で、「今年のG1はダービーまで全てサンデーサイレンス系産駒が勝っている」というネタを書きました。
(→史上初、日本ダービーまでGI勝ちは全部サンデー系産駒)
結局、安田記念もハーツクライ産駒のジャスタウェイが勝ち、その記録は更新中。宝塚記念もサンデー系が勝つ可能性が高く、どこまで連勝が続くのか想像がつきません。
しかし、実はもっと驚異的な、とんでもない記録に気づいてしまいました。なんと今年は、毎週途切れずにサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が重賞を勝っていたのです! 結果は以下の通り。(調べるの大変でした)
1月1週
中山金杯 ステイゴールド(オーシャンブルー)
京都金杯 ディープインパクト(エキストラエンド)
1月2週
シンザン記念 ディープインパクト(ミッキーアイル)
フェアリーS ネオユニヴァース(オメガハートロック)
1月3週
京成杯 デュランダル(プレイアンドリアル)
日経新春杯 ディープインパクト(サトノノブレス)
1月4週
京都牝馬S ディープインパクト(ウリウリ)
2月1週
根岸S ネオユニヴァース(ゴールスキー)
シルクロードS フジキセキ(ストレイトガール)
2月2週
きさらぎ賞 ディープインパクト(トーセンスターダム)
2月3週
京都記念 ネオユニヴァース(デスペラード)
クイーンC ネオユニヴァース(フォーエバーモア)
2月4週
ダイヤモンドS ハーツクライ(フェイムゲーム)
フェブラリーS ゴールドアリュール(コパノリッキー)
小倉大賞典 ディープインパクト(ラストインパクト)
共同通信杯 フジキセキ(イスラボニータ)
3月1週
アーリントンC ディープインパクト(ミッキーアイル)
中山記念 ハーツクライ(ジャスタウェイ)
阪急杯 ダイワメジャー(コパノリチャード)
3月2週
チューリップ賞 ディープインパクト(ハープスター)
3月3週
中日新聞杯 ディープインパクト(マーティンボロ)
中山牝馬S ゴールドアリュール(フーラブライド)
3月4週
フラワーC ゼンノロブロイ(バウンスシャッセ)
スプリングS フジキセキ(ロサギガンティア)
阪神大賞典 ステイゴールド(ゴールドシップ)
3月5週
日経賞 ハーツクライ(ウインバリアシオン)
毎日杯 ブラックタイド(マイネルフロスト)
高松宮記念 ダイワメジャー(コパノリチャード)
4月1週
ダービー卿CT ダイワメジャー(カレンブラックヒル)
大阪杯 ディープインパクト(キズナ)
4月2週
阪神牝馬S ディープインパクト(スマートレイアー)
桜花賞 ディープインパクト(ハープスター)
4月3週
アンタレスS ゼンノロブロイ(ナムラビクター)
皐月賞 フジキセキ(イスラボニータ)
4月4週
フローラS ゼンノロブロイ(サングレアル)
マイラーズC ディープインパクト(ワールドエース)
5月1週
天皇賞春 ステイゴールド(フェノーメノ)
5月2週
NHKマイルC ディープインパクト(ミッキーアイル)
5月3週
ヴィクトリアマイル ディープインパクト(ヴィルシーナ)
5月4週
平安S アドマイヤボス(クリノスターオー)
オークス ハーツクライ(ヌーヴォレコルト)
京都ハイジャンプ ダイタクリーヴァ(ルールプロスパー)
6月1週
ダービー ハーツクライ(ワンアンドオンリー)
目黒記念 ステイゴールド(マイネルメダリスト)
6月2週
安田記念 ハーツクライ(ジャスタウェイ)
6月3週
エプソムC ディープインパクト(ディサイファ)
もう、本当にサンデー系の独壇場。ディープインパクトを主軸に、長距離はステイゴールド、ハーツクライ、短距離はダイワメジャー、クラシック路線はフジキセキがカバーし、アドマイヤボスでダート重賞、ダイタクリーヴァで障害まで勝ってしまうというオールラウンダーぶり。2月4週目なんて4重賞を制してしまうなど、えげつないことになっています。
過去10年をさかのぼると、正月の1発目、金杯でアウトだったのが3回。ほかにも、1月中に連勝が途切れたケースが5回。1番長く続いたのは昨年の4月1週目まででした。6月半ばの現時点まで連勝が続いているのは、まさに異常事態。
この記録、実は、昨年のエリザベス女王杯をスズカマンボ産駒のメイショウマンボが勝って以来、なんと33週間にわたって続いています。すごい…。このままだと、「1年間連続」とか「2014年パーフェクト」だってあり得るでしょう。
重賞が複数ある週は途切れる気がしません。可能性があるのは、「1つだけ」の時。8月3週目の関屋記念がそれ。ここを突破してしまえば、大変なことになるかもしれません!