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海外ドラマ「オールモスト・ヒューマン」第1話の感想 (vol.157)

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海外ドラマ「オールモスト・ヒューマン」第1話の感想 (vol.157)

2014年05月09日

今年8月にDVDリリースされる新しい海外ドラマ「オールモスト・ヒューマン」。最近、シーズン1で打ち切りというニュースが出ましたが、そんなにダメなんでしょうか。ちょうど販社さんから第1話のサンプルをもらったので、試しに見てみました。(以下、少しネタバレです)

舞台は現在からちょっと未来の2048年。凶悪犯罪の増加に手を焼いていた当局は、警察官に高性能のアンドロイドとコンビを組んで行動するよう指示する。ところが主人公の刑事ジョンはアンドロイドを心底嫌っている。過去にアンドロイドの機械的な判断により、人間の相棒を失ってしまったからだった。

そんなジョンだが、ひょんなことから旧型のアンドロイド、ドリアンとタッグを組むことになる。旧型は予期せぬ情動反応を示すため、欠陥の烙印を押されて製造停止となっていた。当初はドリアンを毛嫌いしていたジョンだが、感情のない新型とは違い、人間的な面を見せるドリアンには徐々に心を開いていく…

というのが第1話の大まかなあらすじ。まず設定が面白いですし、約30年後の世界観も映画並みに作り込んでいます。主人公がアンドロイドの誠実な姿勢に共感していくという展開は、『エイリアン2』のリプリーとビショップの関係を思い起こさせました。人間の皮膚の下は機械というのは『ターミネーター』のようでもあります。

アクションも、冒頭から激しい銃撃戦があって見応えあり。そして、相棒を失った事件の際、自身も17ヵ月間の昏睡状態に陥ったジョンが、何か重要な記憶を喪失しているというサスペンス要素を含んでいる点も興味深いです。

キャストですが、主人公ジョンをカール・アーバンが演じています。「どこかで見たことあるな…」と思ったら、『スター・トレック』で医師のマッコイを演じている人でした。そして製作総指揮はJ.J.エイブラムス。第1話は『マシニスト』のブラッド・アンダーソン監督がメガホンをとっています。

少なくとも、第1話は面白かったです。この次も気になります。打ち切りは残念ですが、エピソード13で終わるのがわかっていれば、かえってレンタル店でも手を伸ばしやすくなるでしょう。DVDは8月16日リリース、その前の7月14日にAXNで放送開始されます。


さて、金曜日なので最後に恒例の競馬予想。今週はNHKマイルカップです。注目はカラダレジェンド。ここ2走の凡走は気になりますが、もともとはデビュー2走目で重賞を勝った素質馬。今回は目一杯の勝負仕上げのようで、一発があるかもしれません。ピンクカメオやグラスエイコウオーのように、マイルカップはフレンチデピュティ産駒が穴をあけるイメージもあります。田辺騎手も最近乗れていますし、3着以内なら楽しめそうです。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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