長渕剛が全身筋肉痛 10年ぶりCMで競輪を激走
2014年04月24日
シンガーソングライターの長渕剛が24日、都内で行われた「KEIRINグランプリ2014 岸和田」のCM発表会に出席した。約10年ぶりのCM出演で、競技用自転車で激走する雄姿を見せる。自慢の肉体もさすがに悲鳴をあげたという。「(選手に)頭が下がる思い。筋肉痛?太ももだけじゃない、全身だよ」とにこやかに振り返った。
“魂の男”長渕が“自転車の格闘技”競輪に共鳴し、賞金王を決める年末の一大競争のイメージアーティストに。テーマソング「走る」を書き下ろし、CMでは自ら自転車にまたがり全力でペダルをこぐ。「同じ体験がしたい」と競輪学校などで本格的に体験。「強烈にきつかった」「全然ダメ」と言うも、大きな刺激を得て「夢を追い求める一途さが人間を強くするとあらためて実感した」と語った。
競輪選手に生き方を重ね「『こうでなければいけない』なんてまっぴら」と新曲「走る」に込めた思いを吐露。「『走る』は人生のテーマ」と力を込めた。その先にそびえたつ「頂」(てっぺん)を巨大書画にしこの日披露。渾身の作品は、KEIRINグランプリのイメージビジュアルになる。
KEIRINグランプリは、第30回の節目で初めて西日本へ。だんじりの町、大阪・岸和田市の岸和田競輪場で12月28日~30日に優勝賞金1億円と今年の競輪界の頂点をかけて開催される。長渕が年末まで盛り上げ、東京での前夜祭、開催中は現地にも足を運ぶ予定だという。
長渕は、競輪選手に負けじと走り続ける決意。ニューシングル「走る」の6月11日リリースに続き、78年のデビュー曲「純恋歌」から「走る」までキャリア37年を網羅した4枚組全58曲のオールタイム・ベストアルバム「Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。」が7月2日発売。8月、9月に全国アリーナツアーを行う。
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