上野樹里が怖い!相手気づかないうちに崖っぷちに立たせ…
2014年04月06日
女優・上野樹里が怖い――。主演するTBS系連続ドラマ「アリスの棘」(4月11日~金曜午後10時)で、新境地のダークヒロイン役。「相手が気づかないうちに崖っぷちに立たせる見えない怖さ」で魅惑する。4日、都内で行われた第1話試写会で「音楽、照明、カメラワークまで、すべて見逃さず最初から最後まで見てほしい」と力を込めた。
大学病院を舞台にしたシリアスな復讐劇。上野が、NHK大河ドラマ「江」(2011年)以来のドラマ出演でイメージを刷新。映画「陽だまりの彼女」(2013年10月公開)の後に、父の仇をとりに白い巨塔に切り込む新人外科医・水野明日美役を快諾。「『陽だまり~』のあたたかく柔らかい世界観とまったく逆の、やったことのない役がやりたかった」と振り返った。
演出・塚原あゆ子氏、脚本・高橋麻紀氏らと、復讐に人生をかけるヒロイン像を作り上げている。女性スタッフと呼吸をあわせ、上野は「復讐劇でも力ずくではなく、不思議な柔らかさ、しなやかさがある」と手応え。怨念、謎が渦巻くドラマに「アリスの不思議な国」を重ね、「世界観を楽しんでほしい」とアピールした。
オファーの段階で最終話までの流れがすべて提示され、「難しいチャレンジだけど安心して臨める」と迷いなし。共演陣とも「本当にみなさん良い方」と和やかに。「あとは、甘えずに自分の役割をしっかり表現するだけ」と前を見据えた。中村蒼、オダギリジョー、ココリコ田中直樹、中村梅雀、藤原紀香、岩城滉一、栗山千明、栗山千明、國村隼らが傲慢に満ちた“不思議の国”の住人たちを演じる。
「第1話で悪だった人が、第2話で被害者になったり」と謎が謎を呼ぶ目の離せないストーリー。上野は「最初から見どころがくる。アクセル全開で見てほしい」と呼びかけた。「ラスト? それは言えない」とここでは妖しく微笑み、面白さに絶対の自信をのぞかせた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。