佐々木蔵之介さん主演映画『超高速!参勤交代』が6月21日に公開されます。
通常だと8日はかかる道程を、幕府の陰謀により実質4日で参勤交代しなければならなくなった、ある弱小藩の奮闘ぶりをコミカルに描く物語。非常に設定が魅力的で、私も早速マスコミ試写会に行ってきました。
まだ公開まで3ヵ月以上あるので詳細を書くのは控えますが、試写室は笑い笑いの連続。感動できる場面もあり、最後はスカッとできる痛快爽快なエンターテイメントです。おすすめです。
さて、本編も終わり、その余韻に浸りながらエンドクレジットを眺めていると、ちょっとビックリの名前が入っているではありませんか。
「劇用馬」として
なんと「シャコーグレイド」のクレジットが!
シャコーグレイドと言えば、トウカイテイオーが勝った1991年の皐月賞で2着に入った馬。16番人気での善戦で競馬ファンを驚かせたのでした。その後は結局1勝に留まったものの、長く重賞戦線で活躍し、愛されるキャラクターでした。
現役引退後は福島競馬場で誘導馬になりましたが、その後のことは知らず…。
そういう状況での「劇用馬 シャコーグレイド」のクレジットですから、「え!? 本当にあのシャコーグレイド??」と、イマイチ確信が持てませんでした。
そこで「シャコーグレイド 参勤交代」で検索してみると、岐阜県にある「牧歌の里」という牧場のブログで、確かにシャコーグレイドが映画に出演しているという旨の記述が…。
2013年9月11日付 ★シャコーグレイドのお知らせ★
嬉しい気持ちと同時に、まだ映画に出るほど元気ということに感心です。すでにシャコーグレイドは26歳。人間でいうと80歳ぐらいのはず。乗馬としてもかなり高齢です。同期のトウカイテイオーは昨年8月に心不全で死に、イブキマイカグラも同じく心不全で09年に他界しています。
どのシーンでシャコーグレイドが出演していたのか定かでないですが、黒鹿毛の馬が活躍していましたからね。あのどれかだと思うと「おじいちゃん頑張ったな~」と感慨深いです。
「牧歌の里」で繋養されているのかと思いきや、競走馬検索サイトの「ネットケイバ」のファンの方の書き込みによれば、ここの牧場にいたのは一時的らしく、今ははっきりと所在地がわからないようです。う~ん、今もどこかで元気でやっているんですかね。
とりあえず、映画ファンのみならず、競馬ファンの方もシャコーグレイドの活躍を観に劇場へGOです。