そろそろ春のG1に向けて実力馬たちが始動する時期ですが、今週の中山記念は驚くほど好メンバーが揃っています。
例年、それほど強力な馬が集まる印象ではないレースですが、今年は登録している16頭のうち、なんと14頭が重賞馬。
G1馬は、桜花賞馬アユサン、マイルチャンピオンシップ馬サダムパテック、天皇賞馬ジャスタウェイ、皐月賞馬ロゴタイプがスタンバイ。
そのほかに、昨年香港G1で2着したトウケイヘイロー、4連勝中のアルキメデス、AJCC勝ちのヴェルデグリーン、金鯱賞馬カレンミロティックなど錚々たる面子。出走馬の累計重賞勝ち数はなんと29個! もう、このメンバーで天皇賞秋をやってもいいぐらいの濃厚さです。
中山記念は、近年ドバイワールドカップへの叩き台として使われることが増え、たまに超G1級が出走します。また、1800m~2200mぐらいを主戦とする中距離馬、安田記念を目指すマイラーも出走してくるレースですが、それらの路線の強力馬が、今年はここで一堂に会した印象です。
実績的にはジャスタウェイですが、天皇賞以来の休み明けという不安があります。ほかは実力が拮抗している感じなので、展開や枠順次第でいくらでも着順は入れ替わりそうです。
予想は難しそうですが、非常に見応えのある、楽しみなレースですね。