“微笑みの貴公子”の顔に、いつもの笑顔がなかった。韓流スター、パク・ヨンハさん自殺に大きなショックが駆けめぐる中、ヨンハさんと親交の深かった韓国人俳優・歌手のリュ・シウォンが1日、代々木第1体育館で日本ツアー最終日公演を行った。
公演直前の会見は、本来ツアーの無事終了を笑顔で報告する場となるはずだったが、ヨンハさんさんの訃報を受けて一転、悲しみに満ちたものとなった。シウォンは「本来は明るく質問を受けるなければいけないのに……。ご理解いただきたい」。ショックの大きさを隠せなかった。
「あまりに突然のことで何と言ったらいいか。言葉が見つからない」と、うつむくばかり。絞り出すように言葉を連ね、最近ヨンハさんからもらった電話で話したのが最後の会話になったと話した。
華やかなステージを前に、「すぐに(追悼に)駆けつけられず本当に残念。今日は今までのどのコンサートよりも辛い」と本音を漏らした。それでも「ファンも悲しい知らせに胸を痛めていると思う。ベストを尽くす。ヨンハもそう願っているはず」。
コンサートでは、ファンを前に気丈に振る舞い、最新アルバム「麗~ULALA~」収録曲など全17曲をヨンハさんに捧げた。