求むニュータイプ声優! 美少女ならぬ「全日本美声女コンテスト」開催
2013年07月31日
芸能事務所・オスカープロモーションと声優事務所・青二プロダクションがタッグを組み、プロジェクト「blue oscar project(ブルーオスカープロジェクト)」を始動。企画第1弾として「全日本美声女コンテスト」の開催が決まった。31日、都内で発表会見が行われた。
美文化の創造を企業理念に掲げるオスカー。「全日本国民的美少女コンテスト」から多くのスターを輩出してきたが、声優育成・マネジメントの老舗・青二プロと取り組むのは美少女ならぬ美“声”女の発掘。女優の輝きと声優の魅力を併せ持つ“ニュータイプ”のヒロインを探す一大オーディションをスタートさせる。
15~30歳の女性が対象。グランプリ1名にデビューを約束。賞金100万円、オスカーと青二プロに同時所属、劇場版アニメ出演、文化放送ラジオ番組レギュラー、スマートフォンゲームAmeba「ガールフレンド(仮)」出演、の豪華5大特典を用意した。
クール・ジャパンが盛り上がっている。日本のアニメや声優のファンが海外でも増加中。オスカーの石川薫副社長は「芸能界・声優界に一石を投じる、世界に通用する逸材を育てたい」と力を込めた。青二プロの中川西宏常務は「日本と世界をつなぐパイプとして声優は欠かせない」と新展開に期待をにじませた。
8月1日より応募受付開始。郵送のほか、カラオケ「DAM」やインターネットなどから応募できる。一次書類審査、二次地方予選審査、三次最終審査を経てファイナリスト12名を選び、本選大会は来年1月26日に東京・六本木ニコファーレで開催。
オスカー所属の菊川怜、剛力彩芽、青二プロ所属の野沢雅子、古谷徹が特別審査員を務める。発表会見にも登場し応募を呼びかけた。剛力が「歌手デビューもして、あらためて声って大事だなと感じる。本当に楽しみ」と声を弾ませれば、菊川は「声って10人10声。TPOにあっていればどの声も素敵。みなさんの輝いている声が聴きたい」とニッコリ。
野沢は、声優の視点から「だみ声でも役にあっていたらきれいだと言える。このあたりが難しいわね」。古谷も「むしろ個性ある忘れられない声を求めている。自分に自信を持ってありのままを出してほしい」と熱弁をふるった。
「巨人の星」のキャラクターを用いたテレビCMで共演した剛力と古谷は、この日初対面。ちょうど古谷の60歳の誕生日で、ケーキで祝福した。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。