元ニートの登山家・栗城史多さんの挑戦に密着 BSジャパン、ドキュメント特番7月放送
2010年06月16日
“元ニート”の登山家・栗城史多(クリキ・ノブカズ/28歳)さんが今年5月、死に最も近い山と呼ばれるヒマラヤ山脈アンナプルナに挑んだ姿を追ったドキュメンタリー番組「頂の彼方に…栗城史多の挑戦」が、BSジャパンの開局10周年記念番組として7月17日夜8時より放送されることになった。
栗城さんは、ひきこもりのニートから登山家へと転身した一風変わった経歴の持ち主で、さらにカメラを片手に登山し、その一部始終をネット配信してしまうというユニークな“冒険を共有する”試みでも注目を集めている。弱冠22歳での北米大陸最高峰・マッキンリーへの単独登頂成功を皮きりに、これまで世界7大陸の最高峰のうち6つを単独で制覇している。
同番組では、そんな栗城さんがヒマラヤ山脈の中でも最も難関とされ登山中の死亡率が41%ともいわれるアンナプルナ(8091メートル)への単独・無酸素登頂に挑む姿を追う。果たして無事登頂成功できたのか――。
無事帰国し16日、都内で会見した栗城さんは、数週間前まで生死紙一重の場所にいたとは思えない笑顔で「(番組を通して)チャレンジすることの楽しさを伝えられれば。世界でも撮影をしながら山を登る人は僕だけ。その映像自体が単純に面白いはずだし、ネット中継の裏側も見て欲しい」とアピール。一方、登山家となったきっかけを聞かれると「山好きだった彼女にフラれたのがショックでそこから」と苦笑い。28歳の素顔を垣間見せていた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。