“ミュージカルプリンセス”笹本玲奈、映画・ドラマ進出に意欲
2013年05月09日
ミュージカル女優の笹本玲奈が9日、ミュージカル楽曲を収めた最新アルバム「Magnifipue(マニフィック)」の発売記念イベントを都内で行い、デビュー15周年を機に映画・ドラマなど他分野進出への意欲を語った。「ミュージカルは悲劇が多いので……。明るい役がやってみたい」と冗談めかしながら意気込んだ。
1998年に13歳でミュージカル「ピーターパン」5代目主演に抜てきされデビュー。今ではミュージカルプリンセスと呼ばれるまでに。「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」など人気作に多数出演し、抜群の歌唱力と演技力で菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞優秀女優賞など受賞。「あっという間の15年でした」と振り返った。ドラマ出演経験もあるがわずかで、今後は「映像にも挑戦していきたい」と話した。
デビュー15周年で、初のスタジオレコーディングアルバムが完成。「レ・ミゼラブル」の劇中歌「夢やぶれて」をはじめ、「ジキル&ハイド」「ミス・サイゴン」といった名作ミュージカルの楽曲12曲をおさめた。「演じた役の曲だけでなく、演じてみたい役や憧れの役の曲を選んだ。納得できるまで録りなおして出来栄えは100点」と自信たっぷり。「劇場にトリップした感覚で聴いてほしい。ミュージカル初心者もぜひ」とアピールした。
東京・帝国劇場で公演中の「レ・ミゼラブル」に出演中。9月の「ジャンヌ」では主演ジャンル・ダルクを演じる。仕事が充実しているよう。6月には28歳になるが「結婚観? 昔は25歳までに結婚したいって言っていたけれど過ぎてしまったし、甥っ子がかわいくてそれで満足してしまっている」と話していた。この日は、2回のイベントでファン200人を魅了した。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。