復調の吉幾三、高田文夫とペースメーカー談義で盛り上がる
2013年04月17日
歌手の吉幾三が17日、3月25日に行った40周年コンサートの「歌謡ポップスチャンネル」での放送を都内でアピールした。心臓を患い2月末にペースメーカーを埋め込む手術を受けたが、「なんとかやりたい」と記念のコンサートまでに復調。「吉幾三は演歌だけじゃないと知ってほしい」と力を込めた。
体調不良時を「脈が半分ぐらいしかなくてすぐ息が切れちゃって……」と振り返ったが、もう全快のようで“絶口調”。「徐脈性心房心室完全ブロック」と診断されたと言い、「ここに機械が入っている」と胸を張った。「高田(文夫)先生と同じ。障害者だからバス乗り放題だねとか冗談を言い合っている」と“ペースメーカー談義”に花が咲いた。
危機を乗り越え、3月25日に東京・日本橋公会堂で行った「吉幾三コンサート 支えられて40年」の模様が、歌謡ポップスチャンネルで6月29日(土)午後8時~9時30分に放送。演歌界では珍しいシンガーソングライターとして、「雪國」「酒よ」など自身の曲はもちろん、千昌夫に提供した「津軽平野」など多彩なカバーも披露する。
「あっという間の40年だった。病気とケガとの闘いでもあったな。よくファンに支えられてと言うけれど、僕の場合はまず家族に本当に感謝したい」と話した。肝炎も克服し「タバコもやめなきゃ。毎日1万歩歩いてるんだ」とニッコリ。健康第一で、50周年を目指す。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。