松平健、4年ぶり時代劇主演で盗賊役!「オーラ抑えた」
2012年10月29日
俳優の松平健が28日、都内で行われた、約4年ぶりの時代劇に主演するドラマ「鬼平外伝 正月四日の客」の完成披露試写会で舞台挨拶を行った。
スカパー!と時代劇専門チャンネルが制作する、池波正太郎原作「鬼平外伝」シリーズの第3弾。会場は招待した時代劇ファン約900人で満席。松平のほか、共演の市毛良枝、益岡徹、山田純大が登壇した。
江戸のとある蕎麦屋を舞台に、蕎麦屋の亭主と盗賊の不思議な交流を描いた物語。時代劇スターの松平が、今回なんと盗賊役。松平が「いつもはオーラ全開ですが、今回は抑えて」と話すと、司会者から「いつもは成敗する役なのにね」と言われ会場は爆笑。これには松平も苦笑い。
撮影現場では、蕎麦屋亭主役の柄本明と2人で、井上昭監督と演技プランを確認し合いながら、熱のこもった芝居を繰り広げた。冬の設定で雪のシーンがあるため、残暑厳しい京都・太秦の松竹撮影所のスタジオでスノーマシーンを使用。松平は「とても暑い日に撮ったとは思えないですね」と完成作を見て振り返った。
この日はファンから質問も受け付け、池波正太郎原作の中で出演したい作品を聞かれると「池波さんの作品なら何でも出てみたい」と答えると、会場から大きな拍手が沸いた。
同シリーズは2010年より3年連続で制作。第3弾となる同作は、前2作同様、時代劇の情感を出すため、現在の地上波のテレビドラマではほとんどみられなくなったフィルム撮影にこだわり、本格時代劇にふさわしい徹底した演出でドラマを作り上げている。
放送は11月17日(土)午後8時、BSスカパー!で先行放送する。時代劇専門チャンネルでも放送を予定。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。