アスミック・エース配給「わたし出すわ」、小雪ら“秘策”を披露

(左から森田監督、小澤、黒谷、小雪、井坂、山中)
(C)2009　アスミック・エース　エンタテインメント

　アスミック・エース配給「わたし出すわ」の初日舞台挨拶が10月31日、新宿バルト9で行われ、森田芳光監督、出演の小雪、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦が登壇した。

　小雪は「今日は様々な年齢の人たちに見ていただいて楽しんでいただいてうれしいです。いろいろ人に伝えていって欲しいです」、
　黒谷は「皆さんにお目にかかれてうれしいです。この作品はやりがいを感じて演じることができました」、
　井坂は「この作品に参加できて、森田監督とご一緒できてうれしいです。家に帰って皆さん、幸せについて考えてみてください」、
　山中は「皆さん、明日から何かを出そうという気持ちで生きていってください。僕は今回裸を出しました。皆さんは何を出しますか?」、
　そして小澤は「このような“映画らしい映画”に出ることができて、うれしいです。(魚の研究室で働く)魚の気持ちが分かる男という設定ですが魚の気持ちは分からないです(笑)」とそれぞれ挨拶した。

　MCから事前の試写会でのアンケートの中で、「“明日の幸せのつかみかた”のヒントを得ることができた」という回答が沢山あったが、観客のみんながさらに幸せになれるために、「“明日の幸せをつかむ”ための秘策」を教え欲しいとのフリに、各自、色紙を披露。

森田監督は『買おうとしている馬券番号』とし、「ボクは根っからの競馬ファンで、今日もこれが楽しみで来ました(笑)。帰りに買って帰ります。ロケ先の函館の競馬では、さくら何とかという馬と、まや何とかという馬が当たったんですよ。本当に。スタッフは皆、信じてくれず、買わなかったのでダメでしたけね(笑)」とし、

　小雪は『わたし出すわ　うがい手洗い忘れずに』とし、「インフルエンザになりたくないのですが、私たち役者はマスクできないのでうつされ放題なんです。皆さん、自分の身は自分で守ろう!といことで(笑)」と会場を沸かせた。

　最後にコメントを求められ、森田監督は「この色紙を見てみると、私が何故彼らをキャスティングしたかがわかると思います。僕がプライベートな側面も含めてキャスティングをしますので。みなさん、キャストの色紙に書いてあったことを思い出しながら是非もう一度ご覧ください(笑)。一度目よりも、もっとたくさんのことが見えてくると思います」、小雪は「何度見ても新しい発見があると思うので、ぜひ、友達、恋人、家族ともう一度足を運んでください。今日はありがとうざいました」とした。

　森田監督の「僕の作品は評価されるのに時間がかかるから・・・」という言葉には観客から「良かったよー」の声が飛び、それぞれの個性的な回答や、キャスト同士の同級生のような微笑ましいやりとりに、客席から笑いが起こるなど、終始和やかなムードの中、舞台挨拶は終了した。