韓国で“国民の弟”と呼ばれる歌手で俳優のイ・スンギが、3月6日発売のシングル「恋愛時代」で日本デビューすることが決まった。30日、都内で会見し「この日をとても楽しみにしていました。温かい視線で応援してほしい」と挨拶した。K-POP勢では“国民の妹”IU(アイユー)も3月21日にデビューすることが決まっていて、この春“弟妹”そろって、日本に本格進出することになる。
1月13日に25歳になったばかり。母国では、美声に加え端正なルックスと好青年キャラクターで、4年連続CM契約数1位を誇るなど、男女問わず幅広い層に支持されている。現役高校生だった2004年に韓国で歌手デビューし、新人賞を総なめに。その後は、歌だけでなく、ドラマ、バラエティなどマルチに活躍し、本格的な日本進出が期待されていた。日本でのマネジメント事務所はアミューズ、レコード会社はユニバーサル ミュージックと契約した。
K-POPグループが日本の音楽界を席巻する中、先にブレイクしたチャン・グンソク、先日デビューしたキム・ヒョンジュン、同時期に日本進出する女子高生歌姫・IUらとともにソロ旋風を吹かせたいところ。会見では「グループとは違ったステージをお見せできるはず」と自信をのぞかせた。6月1日には、K-POP勢として日本CDデビュー後最速で日本武道館ライブを行う。
主演ドラマ「華麗なる遺産」(2009年)は韓国で最高視聴率47.1%のヒットに導き、レギュラー出演中の人気バラエティ「ハッピーサンデー1泊2日」と合わせ“視聴率70%の男”の異名も。日本でもマルチな活動が期待されるが「ドラマ? そういうチャンスがあれば是非やってみたい。共演したいのは綾瀬はるかさん」とニッコリ。韓国では、主演する新作ドラマが3月にスタートする。
将来的には2カ国の芸能界の橋渡し役となることを夢見る。「日本で活動することで、日本の芸能人やアーティストと親交を深めたい。そして、いつか韓国と日本が一緒になった番組を同時に収録・放送することができれば。それを実現させる役割を担いたい」と話した。