女優の米倉涼子が主演するテレビ朝日系ドラマ「ナサケの女 ~国税局査察官~ Special」(2月4日午後9時)の発表会見が23日、都内の同局で行われた。ドラマでは、男勝りな役柄が多い米倉が、めずらしく恋愛シーンに挑んだ。「恋する役なんて7年ぶりくらい。恥ずかしくって、恥ずかしくって……」と大テレ。相手役の速水もこみちとキスシーンもあるが「どんな味だったか? 緊張して覚えてない」と顔を赤らめた。
2010年10月クールに放送された連続ドラマの続編スペシャル。米倉演じる豪快な国税局査察官が、医療をめぐる巨額脱税の潜入捜査に乗り出すが、速水演じるイケメン医師とまさかの恋に落ちてしまう。キスのほか、お姫様抱っこ、白無垢姿にもなった米倉が「とにかく良い経験させてもらった」とテレまくる一方で、9歳年下の速水が「キスの味はスペインのような情熱的な味でしたよ」と冗談めかした。
恋愛要素が加わっても、脱税という巨悪を暴いていく勧善懲悪の面白さは変わらず。新作では、ニューハーフ・パブと結託して悪事を企む大病院にせまる。米倉をはじめ、柳葉敏郎、塚本高史、勝村政信、泉谷しげる、飯島直子らが連続ドラマに続いて登板。速水のほか、伊東四朗、高岡早紀らがゲストで加わる。米倉は「(新作を)首を長くして待ってた。見応えありますよ」と自信をのぞかせた。
オカマバーのママ役の武田鉄矢も健在。武田は、昨年夏にドラマを撮り終え10月に心臓の手術を受けたが、放送までに無事復帰した。会見にも元気な姿を見せ、病院の悪を斬る内容について、自身の経験を踏まえ「お医者さんは立派ですよ。あくまでドラマはドラマだから、医療関係者が脱税しているとは思わないで」と話した。米倉から武田へ快気祝いも。バレンタインに向け、武田が大好きな坂本龍馬に扮した姿がチョコレートになってプレゼントされた。