角川映画「いけちゃんとぼく」、初日迎え大岡監督ホッと一息
2009年06月13日
角川映画配給「いけちゃんとぼく」の公開初日舞台挨拶が6月20日、角川シネマ新宿で行われ、大岡俊彦監督、出演の深澤嵐、ともさかりえ、萩原聖人、モト冬樹、蓮沸美沙子、そして原作者の西原理恵子が登壇した。
本作は、話題の人気漫画家・西原の大ヒット絵本を原作に映画化した感動作。主役のぼくことヨシオを演じた深澤は、「今日は映画の初日の一回目に見に来てくれてありがとうございます。この映画は去年の夏に西原さんの出身地の高知県で撮影しました。ぼくは殴られっぱなしでしたけど、皆仲良くなって楽しく撮影できました。是非宣伝して下さい」と挨拶。
ヨシオの母親役を演じたともさかは、「初日にこんなに沢山の方々に足を運んでもらって頂けてとても嬉しいです。是非今日の気持ちを持って帰って頂いて、お友達だったり、ご家族の方に沢山の気持ちを伝えて、また、二度三度と劇場の方に足を運んで頂けたら嬉しいです」とし、ヨシオの父親役を演じた 萩原は、「今日は多分他にも沢山大作だとか、いろいろな映画の公開初日とかぶっている中、こんな地味ですけど一番面白い映画を選んで頂いてありがとうございます。大人がぞろぞろ駆り出されているんですけど、主役はあくまで去年の夏すごくがんばってやっていたヨシオ達、子供達ですので、子供達に惜しみない拍手を送って頂ければ、我々大人は嬉しいかなと思います」と、“両親”らしいコメント。
一方、西原は、「まさか息子のランドセルの後ろの小さな落書きがこんな事になるとはと。もうちょっとちゃんと書いておけばよかったなと。こんなキャラクターになるんだったら丁寧に書いておけばよかったって、そればっかり思っていたんですけど、読んで頂いたお客さんから口コミでこうやって広がって行って、映画化して。もう胸がいっぱいです。いろんな現場に行って漫画を描くんですけど、これは私の初めての恋愛漫画です」と感想を述べた。
(左から西原、モト、ともさか、深澤、萩原、蓮佛、大岡監督)
そして、大岡監督は、「皆さんご存知かも知れませんが、この映画でデビューなんですよ。それで昨日寝れなくて。誰も居なかったらどうしようって。今日は『トランスフォーマー リベンジ』初日だとか、『劒岳』の方が面白そうとか考えてすごく心配でしたけど、皆さん来て頂いてありがとうございました。ようやくこの日が来てあーよかったなと思っています」とホッと肩をなで下ろした。