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WB「忍たま乱太郎」、“元気200%で帰ってください”

THE 初日舞台挨拶!

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WB「忍たま乱太郎」、“元気200%で帰ってください”

2011年07月23日

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 ワーナー・ブラザース映画配給「忍たま乱太郎」の初日舞台挨拶が23日に新宿バルト9で行われ、「一年は組」の3人を演じた加藤清史郎、林遼威、木村風太、さらに寺島進、三浦貴大、杏、石垣佑磨、松方弘樹、そして三池崇史監督が登壇した。

 同作品は、国民的アニメ「忍たま乱太郎」を実写映画化した、大人も子供も楽しめる本格的忍者アクションエンタテインメント。ある日、忍たまの仲間が暗殺者に狙わる羽目に…。仲間を助けるためには、プロの敵忍者たちと勝負しなければ。その方法は、足の速い乱太郎(加藤)には、もってこいの勝負だったのだが…。

 舞台挨拶は、加藤の「皆さん、こんにちは~」という元気な挨拶からスタート。「去年の夏休み、暑い京都で撮影しました。大変なこともあったけれど、楽しかったです。監督、スタッフ、キャストの皆さんに支えてもらいました。ありがとうございました。今日から映画を見てもらえて、うれしいです。分からないかもしれないけど、実は撮影の時より身長が5㎝伸びました」。大人顔負けの言葉に、子供らしさも加わった挨拶に、会場はますます和やかムードに。

 真夏の京都での撮影は、想像以上に大変だったようだ。昼寝と食べることが大好きなしんべヱ役の木村は「お腹に布団を3枚入れて撮影しました。とても暑くて、背中にずっと汗疹(あせも)が出ていました。体重が2㎏やせました」と明かした。大きな頭が特徴の稗田八方斎役を演じた松方は「頭は重くはないが、暑くて大変だった。自分はココ(目の周りを指して)だけで、あとは3時間かけてメイク。よく見ないと、誰だか分からない俳優もいっぱいいます。八方斎の頭の中にはゴムが入っていて、それを伸び縮みさせて、後ろの穴から頭に冷気を入れていました」と語った。

 三池監督は、この映画で80名を超えるキャストを束ねた。「松方さん、平(幹二朗)さんら大ベテランから子供まで、子供もプロだけでなく、エキストラの子もいる。撮影していて、男女、年齢を問わず、これだけの人が一つのものを一緒に作るのは、映画しかないんじゃないかと思った。しかも、それを皆さんに見てもらえる。オレもちゃんとやれば、意外とできるのかな」と、撮影時を振り返った。

 舞台挨拶では、2つのサプライズがあった。まず、この日(7月23日)が松方の誕生日であることから、会場が一体となって「ハッピーバースデー」の大合唱。運ばれてきたケーキは、松方が演じた八方斎の顔をかたどったデザイン。松方は満面の笑みで、「(サプライズがあるとは)知らなかった。今日で69歳になりました。本当にありがとう」と述べると、加藤が改めて「おめでとうございます」と祝福の言葉をかけた。

 続いて、先日の女子サッカーW杯で全試合に先発出場し、初優勝に貢献した安藤梢選手が登壇。“なでしこジャパン”に因んで、なでしこの花束を加藤に手渡した。安藤選手は「今度は『忍たま』が日本を元気にしてほしい」と語り、加藤は「この映画で、金メダルをとりたい」と応えた。

 最後に、加藤は「諦めないこと、頑張ること、勇気、友情を教えてくれる映画。一つお願いがあります。隣の人を気にせずに、笑いたい時は大いに笑ってください。そして、200%の元気をもらって、帰ってください」、三池監督も「これまでは作った我々の作品、今日からは皆さんのもの。是非かわいがってほしい」とそれぞれアピールし、これから映画を見る観客の期待を大きく膨らませていた。

 三池監督の最新作というこで、海外からの注目度も高い。すでに6ヶ国(台湾、インドネシア、タイ、チェコ、スロヴァキア、ポーランド)での配給が決定し、さらに世界70ヶ国以上から配給オファーが殺到している。



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