【レポート】職人気質の「寺田倉庫」、1万2000点におよぶ映像・音楽の原盤を保管
17時01分
毎週のように多くの新作映画が劇場公開され、テレビでは24時間多様な番組が放送されている。日々膨大な映像作品が制作され、世に発信されていく。中には数億円かけた大作映画や、その時代にしか撮ることのできない貴重な映像資料も含まれる。いずれも権利者にとっては大切な財産であり、映像を生業とする企業にとっては経営の根幹を成すものだ。音楽業界も同様であり、その音源は永遠に事業の支えとなる。
では、そういった映像や音楽の「原盤」は、どうやって保管されているのか。華やかなエンターテインメント業界で“保管”はあまり脚光を浴びる業務ではないが、保管をおろそかにし、ひとたび消失してしまえば、日本の文化にとって大きな損失になりかねない。また、このデジタル時代にあって、セキュリティが甘ければたちまち世に流出し、企業やアーティスト、クリエイターが得る収益に大きなダメージを与えてしまう。エンタメ業界が健全に発展していくためにも、保管業務が担う役割は重大であり、いつの時代にも「なくてはならない」ものである。
その“保管”のスペシャリストが、倉庫の運営を主業とする寺田倉庫株式会社だ。
倉庫業と言ってもさまざまだが、寺田倉庫が得意とするのは映像・音楽の原盤をはじめ、ワインやアートといった芸術分野の保管業務だ。1品1品に異なる価値があり、ほかの替えが効かない品物ばかりが対象となる。当然、取り扱いにはより慎重を期す必要があり、「大きい建物の中に大量保存」といったいわゆる“倉庫のイメージ”とは一線を画す、繊細な仕事が求められる。
寺田倉庫はそのトップランナーであり、映像・音楽に関する顧客は、実に500社におよぶ。保管点数は1200万点と、日本の主だった映像作品が、寺田倉庫に集積していると言っても過言ではない。
ここまで業界の厚い信頼を得られる理由は何なのか。寺田倉庫を取材した──。
夏季休業ならびに「日刊文化通信速報」休刊日のお知らせ
16時00分
平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
弊社では、誠に勝手ながら下記日程を夏季休業日とさせていただきます。
■夏季休業日
2024年07月26日(金)
2024年08月02日(金)
2024年08月09日(金)
2024年08月15日(木)
2024年08月16日(金)
2024年08月23日(金)
2024年08月30日(金)
これに伴い下記日程を「日刊文化通信速報」の休刊日とさせていただきます。
■「日刊文化通信速報」休刊日
2024年07月27日(土)
2024年08月03日(土)
2024年08月10日(土)
2024年08月16日(金)
2024年08月17日(土)
2024年08月24日(土)
2024年08月31日(土)
休業期間中にいただいたお問合せ等につきましては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
2024年7月22日(月)
株式会社文化通信社
『GEMNIBUS』公開、4作品の東宝プロデューサーに聞く
10時34分
東宝が新しい才能の発掘・育成を目指して製作したオムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』が、6月28日(金)からTOHOシネマズ日比谷、同梅田で公開される。東宝作品(配給はTOHO NEXT)としてはごく限られた規模での公開だが、将来のスター監督候補たちの作品群であり、今から要チェックだ。