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特集:「第23回東京国際映画祭」

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特集:「第23回東京国際映画祭」

2010年10月26日


10月25日
「白夜行」(特別招待作品)


「白夜行」舞台挨拶.jpg ギャガ配給「白夜行」(製作:WOWOW+ギャガ+ポニーキャニオン+トイズファクトリー+ホリプロ+イメージフィールド+集英社+朝日新聞社/制作:ホリプロ)が、第23回東京国際映画祭に特別招待作品として出品され、オープニングのグリーンカーペット(23日)や特別招待上映(25日)のステージに、出演の堀北真希、高良健吾、船越英一郎、深川栄洋監督が登壇した。(写真は、左より船越、堀北、高良、深川監督)

 本作は、東野圭吾原作で累計約200万部を売り上げた同名長編ミステリー(集英社刊)を映画化したもの。グリーンカーペットで堀北は黒色のシックなドレスで登場。時折高良に話しかけ笑い合うなど、仲むつまじい雰囲気で、約3200人の沿道の観客に手を振って応えた。25日にはTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行い、堀北、高良、船越、深川監督が登壇し、一般の観客に初のお披露目となった。

▼堀北真希の話 (演じた)雪穂は一見、好感が持てる、悪いことをしない悪い人なので、どうやって近づいたらいいか悩みましたが、挑戦だと思って頑張り、とても素晴らしい映画になりました。人が普通は目を背けるような暗い・汚い部分と、私たちキャストとスタッフ皆が向き合ったので、人ごとと思わずに観て頂けたらと思います。

▼高良健吾の話 観て安心する映画もあるべきで、自分も好きだけど、観て打ちのめされて傷つくような映画もあっていいと思います。自由に観て、自由に感じて家に持って帰ってもらえたら嬉しい。撮影中は本当に満たされなくてきつかった。騙す時は相手も自分も観る人も騙そうとして演じるので、人として死んでなきゃいけないと思っていたのを、監督に『人間として悩もう』といわれて、本当にきつかったけど、これだけきつかったんだから次の現場は必ず乗り越えられるかなと思います。

▼深川監督の話 映画を撮っている時は、お客様が観る瞬間を夢見て撮っています。2時間半後にその表情がどう変化するのか考えると緊張する。どんなことを感じたか、胸に手を当てて考えて欲しい。色々な人がこの作品を手掛けた中で、自分はどう挑戦しようかと思った時に、船越さんがおっしゃったように、自分の視点を(船越が演じた)笹垣の眼差しとして描くことで、新しい切り口を表現しました。

 他に、姜暢雄、緑友利恵、粟田麗、今井悠貴、福本史織、斎藤歩、中村久美、田中哲司、戸田恵子が出演している。脚本は深川監督、入江信吾、山本あかり。音楽は平井真美子。2011年1月29日(土)より全国ロードショー。



10月25日
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」 (日本映画・ある視点部門)

「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」.jpg 日本映画・ある視点部門正式出品作「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」が25日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、瀬田なつき監督、大政絢、染谷将太、田畑智子が舞台挨拶を行った。(写真は、左より瀬田監督、染谷、大政、田畑)

 本作は、“みーまー”の略称で知られ、累計100万部突破の入間人間のライトノベルの映画化。物語の主人公は、「みーくん」こと僕(染谷)と、幼馴染みの「まーちゃん」(大政)。2人は10年前の誘拐監禁事件の被害者同士という設定。瀬田監督は「原作の世界観は非常に大胆で、どこを一番メインに映像化するか悩んだ。結果的には、2人のラブストーリーをメインに再構築していった。私自身が初の商業映画だったこともあり、全てが大変だった。でも、楽しかった」という。

 大政は「過去の残酷な部分もあったり、ピュアで真っ直ぐだったり。色々な感情がある映画で、最初から最後まで飽きません」とアピールした。角川映画配給で、2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋他全国RS。 



10月27日
「442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」(日本映画・ある視点部門)

「442日系部隊」舞台挨拶.jpg  第23回東京国際映画祭、日本映画・ある視点部門正式出品作「442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」が27日、公式上映された。本作は、第二次大戦をアメリカ側で戦った日系人部隊の元兵士たちの貴重な証言を集めたドキュメンタリー。

 上映前の会見で、すずきじゅんいち監督は「日本人の良さを再発見してもらいたい」とアピールした。(写真は、左より鈴木隆一【製作総指揮】、喜多郎【音楽】、すずき監督、柳原るみ)  アメリカ在住のすずき監督は、同映画祭の開幕直前に交通事故に遭い来日も危ぶまれたが元気な姿を見せた。他に音楽を手がけた喜多郎らが出席。本作は、フィルムヴォイス配給で、11月13日(土)より新宿K'scinemaほか全国順次公開。



10月27日
「カウントダウンZERO」  (特別招待作品)

 特別招待作品「カウントダウンZERO」(配給:パラマウント ジャパン)は、27日に上映前セレモニーが行われ、ルーシー・ウォーカー監督、長崎市長・田上富久市長のビデオメッセージを上映、広島市長・秋葉忠利市長のコメントを発表した。

 本作は、07年にアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「不都合な真実」のスタッフが、知られぜる核の脅威の実態に迫り、核兵器ゼロへ向けて意識を目覚めさせる衝撃のドキュメンタリー。

▼L・ウォーカー監督の話 私はこの作品で、核兵器の脅威が目の前に迫っていることの証言を多数集めることができた。核兵器が、ならず者国家で簡単に作られる可能性、テロリストの手に容易に渡ってしまう可能性、実験などのミスによって人命が失われる可能性、それらの氷山の一角を作品に盛り込んだが、本当に恐ろしい事は、そのほとんどを私たちは知らず、日々意識していないということ。この作品は、悲惨な戦争を知らないような若い世代の方々にも、自分に関係のある危機的問題だということを、今こそ気づいてほしいという考えで作った。

▼秋葉市長の話 核兵器は絶対に悪であり、人類と共存し得ない。大多数の世界市民の声が世界を動かすことで、2020年までには核兵器の廃絶ができると私たちは信じている。

▼田上市長の話 核兵器の脅威から、人間が、人類が逃れるためには核兵器を無くすことしかない事、そして、私たちがその声を上げて、手を繋いで協力し合えば必ず核兵器の無い世界を作れるということを、この映画をご覧になった皆さんに感じて頂き、そして、私たちの仲間になってくれることを心から願っている。




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