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放送ニュース2012年アクセスランキング・ベスト10

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放送ニュース2012年アクセスランキング・ベスト10

2012年12月21日

 2012年もあと10日ほど。今年も放送界はいろんな出来事があった。放送業界最大のトピックは、やはり3月末の完全地デジ化だろう。ただ、実は完全ではない。一部の世帯は緊急避難的に、CATVのアナログ変換や衛星による地デジ視聴をしている。その措置には期限があり、本当の完全化は2015年3月末だ。

 それはさておき、弊社の日刊紙「文化通信速報」“放送版”において、今年一体どんな記事が注目されたのか。このWEBサイト「文化通信.com」“放送ニュース”で、この1年間のアクセスランキングを見て、今年を振り返ってみよう。

 主に業界向けにコアな情報を届けているが、一般の方にヒットする記事は多く、それらがランキングに反映され、予想に反して意外な結果も見られた。

■放送ニュース2012年アクセスランキング・ベスト10(2012 年1月1日~12月20日)
 第1位 テレ玉「高校野球埼玉大会中継」超速報も   (2010年07月12日)
 第2位 フジ人事600件超規模、編成部長大抜擢    (2012年06月26日)
 第3位 スカパーe2パック、TBS2等新規3ch      (2012年07月10日)
 第4位 深夜「JUNK」5曜日すべて聴取率トップ    (2012年11月15日)
 第5位 BSTBS4月編成、おんな酒場放浪記登場    (2012年03月08日)
 第6位 BSフジ「シルクロード物語」全4話制作      (2012年11月15日)
 第7位 TBS映画「けいおん」まもなく10億円超     (2011年12月20日)
 第8位 フジ「局長人事」内示、クリ事2分化          (2012年06月23日)
 第9位 プロ野球パ・リーグの放送局大きく変動か      (2011年12月15日)
 第10位 日テレ「役員人事」大異動、局長も大異動     (2012年05月09日)

 第1位は意外な結果となった。『テレ玉「高校野球埼玉大会中継」超速報も」』は2年半も前の記事。高校野球のシーズンになるとアクセス数が跳ね上がり、とくに今年は顕著だったような印象がある。当然、埼玉の一般の方が多いと想像、もしかしたら来年もこんな傾向が見られるか。
 そして第2位はフジテレビの人事。やはり民放キー局の人事は注目度がすこぶる高い。第8位と第10位にもランクインした。フジテレビは視聴率トップ奪還への新体制作りにあって、より高い関心が集まった。フジテレビも日本テレビも早くに人事情報をキャッチしてお伝えできたことで記事の注目度も上がったようだ。

 第3位は「TBSチャンネル2」などの新チャンネル誕生と、スカパー!e2(現スカパー!)パックへの参加が決まったニュース。CS放送業界では大きな話題の一つだ。これもどこよりも早く報じることが出来た。
 第4位は、TBSラジオの平日深夜ベルト「JUNK」5番組すべてが10月度の個人聴取率で、ついにニッポン放送「オールナイトニッポン」を上回ったというニュース。若いリスナーの方からのアクセスが多かったと想像されるが、ラジオ番組も注目されていることの証しだろう。

 第5位『BSTBS4月編成、おんな酒場放浪記登場』は、やはりBS‐TBS「吉田類の酒場放浪記」の人気から注目されたのは間違いない。次の第6位もBS放送の番組の話題。『BSフジ「シルクロード物語」全4話制作』は、週末になるとアクセスが増える。これも大半は一般の方だろう。BS放送の番組が話題にのぼるようになったことを実感する今年のランキングとなった。
 第7位はTBS映画「けいおん!」の記事。最終興行収入19億円となり、この種のアニメ映画としては記録的な大ヒットとなって話題を集めた。1年前に公開された作品にもかかわらず、最近行われたWEB上のイベントでも記録的な売上となるなど根強い人気を見せている。
 そして第9位は、1年前に報じたCS放送のプロ野球放映権をめぐる動き。それから1年たった今、2013年シーズンの放映についてさらに変わる動きとなっている。実は夏頃から、業界では既に大変な話題となっていた。もしかしたら2013年スポーツチャンネルに大激震が起きるか、そんなことも想像されるほどの大きな出来事で目が離せない。

 ちなみに、第11位は『TBS石原社長「10月は大胆な編成だ!」』(2012年07月27日)、第12位は『TBS「ひるおび」1月同時間帯単独トップ』(2012年02月02日)とTBSに関するニュースだった。テレビ朝日躍進の陰で、TBSの視聴率苦戦が今年の話題となった。その一方で「ひるおび」好調が注目されたよう。ちなみに、この「ひるおび」、先週まで10週連続同時間帯トップと記録更新中だ。

 ついでに、この「放送コラム」の2012年アクセスランキング・ベスト5を見てみると以下のとおりだった。

■放送コラム2012年アクセスランキング・ベスト5(2012年1月1日~12月20日)
 第1位 お昼の番組に異変!!TBS「ひるおび」度々トップ (2011年06月16日)
 第2位 ロンドン五輪‐放送界にとって分岐点            (2012年06月22日)
 第3位 「北の国から」30年…純と蛍は被災地にいた!    (2011年09月07日)
 第4位 110度CS事業者認定‐直前予想!!!             (2012年02月09日)
 第5位 新BS放送3月開始‐視聴者の認知度は?         (2012年02月23日)

 なお、「日刊文化通信速報」“放送版”の購読者は、直近3ヶ月間の“放送ニュース”の記事全文を閲覧でき、「文化通信Pro」の契約者は3ヶ月以上前の記事を閲覧できる。2013年も業界注目のニュースの提供へ一層注力していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

(戎 正治)

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