東映「探偵はBARにいる」シリーズ第2作製作へ
2011年09月30日
9月10日(土)よりヒット上映中の東映配給『探偵はBARにいる』(監督橋本一)の大ヒット御礼舞台挨拶が、17日(土)午後丸の内TOEI1で行われ、シリーズ第2作の製作が決定した、と主演の大泉洋が明らかにした。
同作品は、2001年「残光」で日本推理作家協会賞を受賞した東直己のススキノ探偵シリーズの第2作「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を北海道を舞台に、監督橋本一、大泉洋をはじめ松田龍平、小雪、西田敏行、田口トモロヲ、竹下景子、石橋蓮司、高嶋政伸らの出演で映画化。
公開第1週の2日間累計で、興収10億円の大台突破が見込まれる動員12万8800人・興収1億7021万6900円を記録。週末興行ランキングで第1位、ぴあの満足度ランキングでも第1位を獲得。同社のアクションエンタテインメント作品の中では、水谷豊主演の「相棒」シリーズ、古くは舘ひろし、柴田恭兵主演の「あぶない刑事」シリーズ以来のヒット作。
当初、次回作としてはテレビシリーズ化し、その後劇場版第2作の製作といったスケジュールが取り沙汰されていたが、主人公の探偵・大泉洋の“相棒”を演じる松田龍平が映画に拘わり、テレビには出演しない方針を固めていたため、テレビシリーズ化は断念し、今回の映画第2作の製作決定となったものだ。
松田龍平(28歳)はTV「探偵物語」(’79)や映画「ブラックレイン」(’89)等で知られる故・松田優作の長男。中学校在学中に大島渚監督「御法度」(’99)でデビュー、その後、父が親しかった俳優の故・原田芳雄家に出入りし、映画指向の強い俳優として成長、「青い春」(’02)「剱岳 点の記」(’09)など現在までに33本の映画に出演、父ゆずりのキャラクターが映画関係者の評判を呼んでいる。
なお、『探偵はBAR~』は9月25日(日)現在、動員63万7634人・興収8億1905万6200円を上げており、10月8日(土)から丸の内TOEI2系にMO(ムーブオーバー)上映し、最終興収12億円程度が期待されている。
(代表取締役社長:指田 洋)