特集:最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2009」
2009年10月14日
不況、台風直撃も5日間で15万人来場 ドコモ動画サービス/KDDIケータイ×TV連携
アクトビラライブ配信/IPTV放送通信連携など
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不況、台風直撃も5日間で15万人来場 ドコモ動画サービス/KDDIケータイ×TV連携 アクトビラライブ配信/IPTV放送通信連携など アジア最大の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2009」が、10月6日から10日まで千葉・幕張メッセで開催された。今回も注目の最新・最先端技術が各社から出展され、日本全国のみならず海外からの来場者も多数にのぼり、盛況のうちに幕を閉じた。来場者数は、経済不況による出展者数の減少や会期中の台風の直撃があったものの、5日間で15万302人(昨年は19万6630人)。
以下では、放送関連の注目の展示を中心に紹介する。
今年の開催テーマは「デジタルコンバージェンスが明日をつくる、未来へつなぐ。」。
出展者数は、590社・団体(うち海外:22カ国・地域から263社・団体)が2,123小間を出展(昨年は804社・団体〔うち海外27カ国/地域から289社・団体〕で計3121小間)。
主催は、CIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)、JEITA(電子情報技術産業協会)、CSAJ(コンピュータソフトウェア協会)の3団体で構成するCEATEC JAPAN実施協議会
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NTTドコモ/動画サービスの進化 ●
KDDI/ケータイ×TV新視聴スタイル体験 ※以下の画像はクリックすると拡大します
●NTTドコモ/動画サービスの進化■ドコモ動画 CMなどですっかりとおなじみになった「ドコモ動画」。“あなた専用放送局”として知られる「BeeTV」などコンテンツは全10ジャンル、5万タイトル以上にもおよぶ。会場では携帯電話を並べて、そのコンテンツ量の豊富さを見せ付けた。
■マルチメディア放送 2011年のアナログテレビ放送停波後の周波数帯域での開始が予定されているマルチメディア放送。ドコモブースでは従来のワンセグと、リアルタイム放送の「ストリーミング」や蓄積型の「ファイルキャスティング」との画質比較を展示した。
また、隣接する「(株)マルチメディア放送」ブースでは、このサービスイメージを一足先に体験できる「シルエット・キャスティング」を展示。スクリーン
(左)上に様々な番組のサムネイル映像が浮遊し、その前で身体を自由に動かすと自分のシルエットの前にのサムネイル映像が集まることで、自分で自由自在に好みの番組を手に取る感覚で見つけ出すという空間を作った。
この映像をブース外モニター
(右)に中継することで、「コンテンツの共有」という概念も表現している。
●KDDI/ケータイ×TV新視聴スタイル体験■メディア横断おすすめ視聴 個人の好みを元に最適な情報をテレビ・携帯電話に提供する技術。システム利用ログ、プロファイル、他者の利用傾向を嗜好情報化する。
■ファミリーコンテンツおすすめ視聴 リビングルームで番組を視聴中の家族に、最適な情報を提供する技術。テレビ画面上には視聴中の家族全員の好みに合わせた関連情報(映像・広告やネット情報)を提示。携帯電話は視聴中の家族を把握し、画面上には一人ひとりの好みに合わせた関連情報を提示する。
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